現在のWindows 10は32ビット版と呼ばれる「x86」、64ビット版と呼ばれる「AMD64」にわかれている。筆者は実機を所有していないので未確認だが、Surface Pro XのようなARM64系プロセッサーを搭載するPCでも「AMD64」と表示されるという。
基本的には不要な知識ながらも、アプリを新しく追加する際は把握しておきたいポイントだ。このアーキテクチャー情報は「システムの種類」で確認できる。
たとえば64ビット版Windows 10を、64ビット版アーキテクチャーのPCで実行している場合は、図のように「64ビットオペレーティングシステム、x64ベースプロセッサ」と示される。また、古い方法としてはデスクトップアプリの「システム情報」で確認することも可能だ。
ついでではないが、コマンドラインから確認する方法も紹介しよう。Windows 10は環境変数「PROCESSOR_ARCHITECTURE」にアーキテクチャー情報を書き込んでいる。こちらを参照すればお使いのPC(プロセッサー)が32/64ビット版なのか確認可能だ。
なお、プロセッサーの詳細情報は環境変数「PROCESSOR_IDENTIFIER」「PROCESSOR_LEVEL」「PROCESSOR_REVISION」を参照するとよい。
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら