「彼女、こんなコトしてくれるなんて最高かも…」男を虜にした、女が家でやっていたある行動
-
出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。
-果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?
できなかった答えあわせを、今ここで。
今週のテーマは「男に結婚を決意させた、女の行動とは?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:交際期間、約8ヶ月でゴールイン。男にすんなりと結婚を決意させた、女の行動とは
最初から、梓のことが好きだった。いいなと思っていたし、結婚もちゃんと意識して交際していた。
だが自分でも、まさか交際8ヶ月で結婚を申し込むとは思っていなかった。
あれは、近所のスーパーへ買い出しに行った帰り道。エコバッグを持ちながら、不意に言いたくなったのだ。
「梓、僕と結婚してほしい」
「え…?」
梓は相当驚いたのか、ぽかんと口を開けている。
無理もないだろう。僕自身も、自分で言って驚いているくらいだ。
「梓、僕と結婚しない?」
「ありがとう…」
「ちゃんとしたプロポーズは、また別でちゃんとするから。でも本気だよ」
最初から、いつかは籍を入れようとは思っていたけれど、こんなにも短期間で結婚を決めたのには、ちゃんとした理由があった。男が結婚を決意した理由。まず、出会った時のシチュエーションが…!!
A1:普段遊び場に出てこないからこそ、出会えたことが貴重だと思った。
梓と出会ったのは、友人・圭祐の自宅で開かれた食事会だった。
「遅れてすみません!梓です」
遅れてやってきた梓は、事前に“すごく可愛くて、いい子だよ”とは聞かされていたとおり、明るくて爽やかな美人だった。
「梓ちゃん、お疲れ!仕事さっき終わったの?遅かったね〜」
僕は思わず積極的に話しかけてしまう。
「梓ちゃん、初めましてだよね?」
「そうですね。こういう会、久しぶりに来たので」
圭祐とはよく遊んでいるため、彼の周りにいる女性には大概会ったことがある。けれども梓は、見ない顔だった。たぶん会うのは今回が初めてだと思う。
「そうなの?なんで?ずっとステイホームしていたの?」
「それもありますけど、長年交際していた彼氏がいたので。こういう会に全然顔を出していなかったんですよね」
「え!そうなの?」
「そうなんですよ…先週別れちゃったんですけどね」
- ナルホド。だからあまり外に遊びに行っていなかったのか…。
梓に今まで会っていなかった理由が、よくわかった。それと同時に、今日このタイミングで出会えたことは相当ラッキーなのではないかと思い始めた。
正直、出会いの場にいる女性は、毎回同じメンバーであることが多い。東京にはたくさん女性がいるのに、そういう場へ行くと大体何名か知り合いがいる。
だから今まで表に出ていなかった女性は貴重だし、今誘っておかないと、他の人に取られてしまうかもしれない。
そう思い、僕は梓を食事に誘ってみたのだ。
「梓ちゃん、今度ご飯行こうよ」
「え?二人で、ですか?」
「もちろん。嫌?」
「嫌じゃないですけど…」
少々強引だったかもしれないけれど、二人で食事へ行けることになった。
二人で会っているときも、梓はずっと笑顔でいてくれる。本当にいい子で素敵だな、と心底思った。
「梓ちゃんを振る彼氏は、見る目がないね」
「そうですよね?本当に、本人に言ってやってくださいよ」
「でも、別れたおかげでこうして出会えたわけだし…。ある意味、その彼には感謝だな」
「なんですかそれは(笑)」
「よければ、僕と付き合わない?絶対、大事にするから」
こうして、僕たちは交際することになった。
もちろん好きだったし、大切にしようと決意していた。だが僕が結婚を意識したのは、交際後の彼女のある行動がきっかけとなったのだ。男が結婚を決意した瞬間とは!?
A2:普段の生活のなかで、結婚生活がちゃんと想像できた。
無事に交際に発展したが、僕の仕事がマスコミ関連で不規則のため、予定を立てられないことが多かった。
スケジュールが読めないので、一緒にご飯が食べられそうな日は早めに連絡をして梓の家へ。それ以外は、僕の家に彼女が来る、というのが暗黙のルールのようになっていた。
そんななか、毎回梓の家に行くたびに感心したことがある。
いつ行っても、彼女の家はとても綺麗だ。
部屋の隅々まできちんと整理整頓されており、床もピカピカ。季節の花が飾られており、丁寧に暮らしていることが伝わってくる家だった。
- すごく、ちゃんとしている子なんだなぁ。
家は、住んでいる人の人間性がよく出ると思う。梓の家からは生活力がしっかり垣間見えた。
そのうえ、彼女は料理も上手だったのだ。
「あぁ〜うまい。梓の作るご飯は、本当に美味しいね」
「褒めてもらえると嬉しいなぁ」
「本当に美味しいよ。梓、天才」
突然家に行くことも多かったのに、いつでも梓は美味しいご飯を作ってくれる。しかも僕好みの味付けで、梓の料理を食べると1日の疲れも吹き飛んだ。
それに加えて、僕が結婚を決めた理由は梓の性格にもあった。
「それは褒めすぎでしょ(笑)そういえば、来週末も忙しいんだっけ?観たい映画があったんだけど…」
- あぁ今週も会えそうにないな…。梓、怒るかな。
社会人になってから交際してきた彼女たちは、ほぼ全員が、僕のスケジュールに付き合うことに疲れ、怒って別れることが多かった。
「来週かぁ。たぶん行けるけど、まだ確定できないかも…ごめん」
けれども梓は”仕事だから“と文句も言わず、合わせてくれるのだ。
「仕事だもんね、仕方ない」
「でも、分かり次第すぐに連絡するよ」
「うん。でも無理はしなくていいよ。もし直輝が行けないなら、女友達を誘うか、それか一人で観に行こうかなと思って」
一緒にいるときは居心地の良い空間を作ってくれるのに、べったり依存することはない。適度に突き放してくれて、仕事への理解もある。
「そっちのほうが確実かも。で、何の映画を観るの?」
「私の大好きな、ゾンビ系の映画」
「いや…それはマジでひとりで行ってくれ…」
「だよね(笑)」
二人で、笑いながら囲む食卓。
- 結婚したら、楽しいだろうな。
日々の暮らしの中で、彼女と結婚したら絶対に幸せだろうな、というのが容易に想像できた。
だから僕は、この幸せな日々が永遠に続きますようにと願いを込めて、結婚を申し込むことにしたのだ。
予定より少し早く思いを伝えることになったが、「放っておいたら誰かに取られてしまうかも…」という不安がよぎったことも大きい。
男は単純なので、好きな人がモテるのは嬉しいけれど、あまりにもオープンに他の男性とたくさん出会えるような場所へ、積極的に出かけられる状況は嫌である。
梓はステディな人がいる時はそういう場へ出向くタイプでもないし、非常に貴重な存在だと思ったのだ。
こんなにも理解力があって生活がちゃんとしている子は、なかなか出会えない。
- 出会えてラッキー。
心底、そう思った。
▶【Q】はこちら:交際期間、約8ヶ月でゴールイン。男にすんなりと結婚を決意させた、女の行動とは
▶NEXT:4月24日 土曜更新予定
ゆるふわ女の結婚に対する執念-
© livedoor
x