記事は、「もし3秒間で日本人の名前をパッと出すとしたら、自分は木村拓哉が出てくる」とした上で、近ごろテレビ番組の中で道行く人に「3秒以内に実在する日本人の名前を1人挙げてください」という質問をし、どんな回答が出てくるかを調べるという興味深い試みが行われていたと伝えた。
質問は、主に若い人たちをターゲットにして行われたようだ。記事は最初に質問を受けた若い男性が声優の「花澤香菜」と回答したことを紹介。美しい容姿、気立ての良い性格、きれいな声といった要素に心を動かされる中国のオタク男子は多いと説明している。
次に、若い女性が「福原愛」と答えたことを取り上げた。中国では日中友好の懸け橋として非常に高い好感度を獲得していることを考えれば納得だろう。記事は、近ごろプライベートの問題で世間をにぎわせていることについて「彼女がこんなニュースで再び注目されることをみんなが望んでいるわけではない」、「かわいらしかった愛ちゃんが、結婚によって随分とやつれてしまったようにも見える」と伝えた。
また、ある若者は「関谷神奇」と回答したという。日本人には全くといっていいほど聞き覚えのない「日本人名」だが、それもそのはず。中国のドラマ「愛情公寓」のストーリーに登場する日本人なのだ。記事は、この役を演じている中国人の俳優も、これまでしばしば日本人と勘違いされてきたと紹介している。
さらに、実在する人物という条件を付けているにもかかわらず、多くの人が「桜木花道」や「江戸川コナン」など、マンガ、アニメに登場する架空の人物の名前を口に出したとのこと。記事はこのような的外れな回答に笑いを禁じ得ないとしつつ、マンガやアニメが中国人にとっていかに重要な「日本を知るためのチャンネル」になっているかが分かるとも評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)