記事はまず、この低い
出生率を理解するための“公式”を紹介。それは「東洋人の勤勉さ+西洋人の個人主義=低い
出生率」と述べている。
記事は、「西洋の個人主義的な文化の中では、全体に
出生率が低くなる傾向がある」と説明。たしかに、家の概念が希薄で、核家族化が進む社会では
出生率が少なくなる傾向があるのは納得できる。さらに「西洋的な個人主義に、東洋的な勤勉さが加わると
出生率が下がる。仕事に忙しく、キャリアをまじめに考えていると、子どもを生む暇もないと考えてしまう」と分析している。
確かに、女性の役割が変化し、仕事やキャリアアップを考える女性が増えると、子どもを生み、子育てをする時間が今は取れないと考えてしまうのかもしれない。経済的に先進国でもある他のアジア国々、台湾や香港、韓国などで軒並み
出生率が低い状況を見ると、この説も「中らずと雖も遠からず」と言えるかもしれない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)