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女性の登録料は無料。Sちゃんがプロフィールを作った途端、男性からDMが殺到しました。女性とのメッセージのやり取りは、1か月6,000円、3か月5,000円、6か月4,000円など有料。男性も登録料は無料ですが、確定申告の書類と免許証の提出が求められます。加えて収入に応じた額の年会費が必要となるため、年収の多い男性は、より多くの年会費を払う必要があるんだとか。年収が高い男性だけが集まるサイトは、やはり女性からの人気が高くなります。
届いたDMから数人の男性を選びメッセージのやり取りをしたSちゃんは、パパ活に慣れているとある男性と知り合います。その男性から「最初は、お顔合わせから」と言われたSちゃん。「お顔合わせ」とは“パパ活用語”のひとつで、もらえるおこづかいの相場は5,000円〜1万円ほど。今まで行ったことがない高級な料理屋さんで会ったその男性は、高級そうなスーツを身にまとった、40代前半の大手企業の役員でした。その後Sちゃんはその男性と何度も食事や買い物をして、1回2〜3時間のデートで3万〜5万円ほどのおこずかいをもらっていたといいます。お金に困ってきたときに「いくら必要なの?」と聞かれ、「15万」と答えたSちゃん。その男性はSちゃんに、ポンと15万円を渡してくれたんだとか。
「さすがに身体の関係を求めてくるのでは?」と思ったSちゃんでしたが、そのそぶりは一切ありませんでした。その男性がパパ活を知ったのは、経営者が集まるオンラインサロンの仲間の話からだったといいます。Sちゃんが知り合った男性の中には、「医師会の仲間に勧められてパパ活サイトを使うようになった」という50代の医師もいました。この医師も紳士的で、身体の関係を求めてくることはなかったそうです。「お前も一人前の男になりたいんだったら、女の1人ぐらい育ててみなさい」と言われたことがきっかけだと言っていたんだとか。富裕層の間では「パパ活」が浸透しているのかもしれません。
パパ活を「二度としたくない」というSちゃん。その理由は「毎週、数人と何回かデートするだけで、会社員の給料を遥かに上回るおこづかいが手に入る」から。金銭感覚も狂うし、1人の外食に1回1万円を平気で使うようになる。それは「自分が自分じゃなくなっていく感覚」だったといいます。そしてふと「私って何もないんだな。すごいのは周りの人たちなんだ」と、自分の無力さに気づいたというSちゃん。
そんなSちゃん、やはり危険な目にも遭ったことがありました。美容サロンをたくさん経営しているという男性にいざ会ってみると、お迎えはボロボロの軽自動車。無人駅で待ち合わせ。車でカフェに向かうはずが、着いた先はラブホテル。「僕、顔バレするのがよくないから、静かなところに行きたい。何もしないから」と言葉巧みに言われて中に入ったものの、男性は「美容関係の仕事をしているから裸の写真を撮りたい」と言い出す始末。その時は「無理です!」と凌いだものの、田舎で逃げる場所もわからず不安だったといいます。中には風俗のスカウトや闇サイトへのあっせん、詐欺もあり、「パパ活はやるべきではない」と工作。コロナ禍で学費に困りパパ活をする学生が増えていますが、「非常に危険なので、辞めた方がいいです」と訴えた工作でした。(minto)
北野誠のズバリ2021年01月23日11時09分〜抜粋(Radikoタイムフリー)