4-2-3-1の右サイドハーフで2試合連続のスタメン出場を果たした久保は、キックオフ直後、右サイドで敵のパスをカットし、中央のハイメ・マタにパスを供給。マタがサイドに振り、カルレス・アレニャのクロスにマルク・ククレジャが豪快なヘッドで合わせ、開始18秒で電光石火の先制点を奪った。
しかし、その後はスーペル・コパを制した好調のビルバオに押し込まれ、13分にラウール・ガルシアのボレーシュートで追い付かれると、27分に獲得したPKをマタが痛恨の失敗。これで完全に流れが相手に傾き、50分にセットプレーから逆転を許すと、そこから立て続けに3失点を喫してまさかの大敗となった。
【動画】久保を起点にヘタフェが衝撃の18秒弾!ビルバオ戦のハイライトはこちら 先制点の起点となった久保だったが、なかなかボールに触れず、2列目のアレニャ、ククレジャとの“元バルセロナ・トリオ”で何とか打開を図ろうとするも決定的なチャンスを作り出せなかった。
68分でベンチに下がった日本代表MFに対し、スペイン紙『AS』は、「ほとんどの場面でうまく行かなかった。加入して初めて“灰色がかった”試合となり、途中交代となった」と厳しい見立て。『MARCA』紙の採点でも1点(3〜0点)と低評価だった。
ヘタフェ移籍後、いきなり今シーズン初の連勝をもたらした久保だったが、この試合では良さを発揮することができなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部