実は…告白したいことが…あるんですけど…。

こんな風に文章に省略記号(…)が多用されると、送信者が意図していなくても、ひとまとまりのメッセージとして読まれなくなる可能性があります。

書き言葉のスタイルやルールは、長い間時の経過とともに変化してきました。

口うるさい人だと思われてしまうかもしれませんが、英語の歴史において、今ほど(英語の)省略記号. . . (日本語では「…」)が多用される時代はありません。

高齢者を差別するわけではありませんが、省略記号というのは中高年が嫌う習慣です。

彼らは、インターネットの利便性と呪いを知らずに育って大人になった人たち。団塊の世代や、デジタル時代のコミュニケーションに適応しきれていない人たちを軽蔑しているのではありません。

自分が送る携帯メール、そしてそれを受け取る相手のためにも、なぜ省略記号の多用を避けるべきか理由を挙げます。

何か問題があるかのかと誤解される可能性がある

相手に携帯メールの行間を読ませるような文はやめましょう。

携帯メールはややもすると退屈で冷たい感じになりがちですが、大部分のミレニアル世代、ジェネレーションZ世代(と、一部のジェネレーションX世代も)にとっては重要なコミュニケーション手段。

単に「わかった...」と返事したなら、読み手は、こちらが何か言いたいことがあるのに言わずにいるような印象を受けるかもしれません。

文末の省略記号が余韻を残しているのには特別な意味があるのでしょうか?

「。」で文章を終わらない(終われない)理由があるのでしょうか?

言語学者であり、『Because Internet: Understanding the New Rules of Language』の著者であるGretchen McCullochさんは、この点について、USA Todayに書いています。

つまるところ、スペースの使い方が問題なようです。これは、デジタルデバイスでのやりとりには重要なポイント。

McCullochさんによると、省略記号は、思考や構文の流れが読み手にわかりやすい手書きの手紙ならそれほど違和感はないのだとか。

「手紙やハガキを書く時、ちょっとした句読点を使うのは、1つの考えから次の考えに移るのを効果的に示すためにスペースが利用されているということです」

しかし、デジタルメディアに関して言えば、省略記号ではなく改行が次第に使われるようになっています。

改行のほうが、ある思考から次の思考へ移ることをはっきりと表現することができるからです。

McCullochさんいわく「コンピュータースペースは安価ですし、コードの量は改行と省略記号は同じですから」。

文法的に特別な使い方がある

省略記号は句点ではありません。(英語の場合)3つのピリオドから成りますが、その間にスペースが入ります。

省略記号の機能は、使う媒体によって異なるため、どんな時でも1つの機能しかないピリオドとは一線を画しています。

つまり、省略記号の意味することはそれぞれの場合で異なるのです。

小説やニュース記事、手紙、または携帯メールなどの口語に近い媒体まで、形式によって使い方が違います。

Your Dictionaryで文法にこだわりのある人たちが説明しているように、Eメールや携帯メールで頻繁に登場する省略記号はかなり誤解されています。

「小説やニュース記事でよく見られる省略記号は、英語の句読点の中で最も誤解されているものの1つです。

携帯メール、インスタントメッセージ、Eメールで見境なく使われており、SNSやブログも残念ながらその傾向を加速しています」

たとえば、Lifehacker USに掲載されているニュース記事では、省略記号を使う目的は、含む必要がないことを省略するためで、引用文をより明確にしたい時です。

引用文が雑然としている場合には、省略によってより読みやすく、ポイントが強調できるようになります。

Your Dictionaryの例を使って、ある引用文を比べてみましょう。

「私たちは、疑いの余地を超えて、利用可能なすべてのデータから結論を導き出し、最近の放火の影響を理解した上で、この火災は偶発的であると、確実に、完全に判断しました」

省略記号を使うと、こうなります。

「私たちは…この火災は偶発的なものであると、確実に完全に判断しました」

省略記号の使い方には、微妙なニュアンスがあります。小説や他のタイプの本で使用される時には、ストーリーの中の会話や行動の一時停止を意味しています。

その場合には、冒頭で述べたポイントと重なります。つまり、省略記号を使うことによって、まだ言いたいことがある場合や、本音を隠している場合などが示唆されているのです。

省略記号だらけの文は読みにくい

もし……こんな風に……コミュニケーションをとる……としたら……相手に……理解してもらうのは……簡単では……ない……ですよね。

これこそが、省略記号を使わない第一の理由です。

ゆっくり考えて思い浮かんでくる言葉を文にしようとしている場合でも、キーボードのスペースバーを使うことを忘れた場合でも、上の文のようなひどい使われ方は目にしただけでも頭痛がしてきそうです。

省略記号は使用ルールかなり特定されているので漠然と使うことはできません。それに、普通に改行するほうが、テキストがずっと読みやすくなります。

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Source: USA Today, Your Dictionary, Your Dictionary 1, 2

Sam Blum - Lifehacker US[原文]