自分と彼女を対比させる戦術で近づく女……。画像は、染井ロキさん(@someiloki)のTwitterより

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 Twitterに投稿された「彼氏の周りに湧くウザい女たち」を描いた漫画が話題となっている。同シリーズは、現在までに14話展開され、「身の上話の相談のフリをして男に近づく女」など、鮮烈な“ウザい女あるある描写”が多くの共感を生んでいるようだ。

◆SNSで22万以上のいいねを獲得

 この漫画の原型となった、2019年10月30日に投稿された「彼氏の周りに湧くウザい女4選*これが元カノだとさらに凶悪さが増す模様」という4枚のイラストも、22万以上のいいねを獲得している。下心が見え隠れする絶妙な表情で「彼女とうまくいってる? 相談乗るよ♡」と語りかける“ウザい女”のインパクト抜群の描写が大きな話題になった形だ。

 今回は、この漫画の作者である染井ロキさん(@someiloki)に取材し、作品が誕生したきっかけや、ネタの発想元について伺った。

◆シリーズ誕生のきっかけは、友人らとの恋愛の愚痴だった

 この「彼氏の周りに湧くウザい女たち」というテーマは、いったいどのようにして思い付いたのだろうか。

「友達や会社の同僚と恋愛の愚痴話をすると、彼氏の浮気への怒りがしばしば話題に上がりますが、もう一歩踏み込んだ話をしてみると、実は彼氏よりも近寄ってきた女性に対する怒りのほうが大きいのではないかということに気づきました。

また、彼氏に近寄ってきた女性のアプローチの仕方に共通点があることも感じていたので、何かしらの形で作品に落とし込めないかと考え始めたのが、一番最初のきっかけですね」(染井ロキさん、以下同)

 ウザい女の共通項に創作の活路を見出した染井ロキさんだが、どうやって具体的な漫画のネタを思い付くのだろうか。

「自身の体験も随所に織り込んでいますが、知り合いと恋愛話をしているときに出てくる“ウザい女あるある”にヒントをもらうなど、実体験以外の要素も多く含まれています」

 なるほど、実体験とフィクションを融合させることで、あのイキイキとしたキャラクターの“ウザさ”が生み出されているというわけなのか。

◆“ウザい女あるある”のその先…誘惑された彼氏へ込めた作者の想い

 Twitterで活動を始める前の染井ロキさんは、原作担当とタッグを組み、作画担当として出版社への持ち込みをしていたそうだ。タッグを解消してからは、会社員として仕事をしながらTwitterに活動の拠点を置き、初めて発表した作品である「彼氏の周りに湧くウザい女たち」が見事ヒットし、今に至るという。

「Twitterでの見やすさを意識して描いた“端的な一言をキャラに言わせるイラスト”は大きな反響がありました。

彼氏の目の前に現れる“ウザい”女性たちの戦略と、彼女側の苦しみや怒り、そして“彼氏はかくあるべき”という願いを全て漫画にぶち込んで出来上がったのが、『彼氏の周りに湧くウザい女たち』シリーズです」

 ウザい女たちの“あるある”要素による面白さだけではなく、彼氏に対する“あんな女には騙されないで”という悲願も込められているわけだ。たしかに、彼氏役のふるまいは理想の彼氏としての胸キュン要素も高い。

◆身近にも潜む“あざとい”女性 時に男を魅了する“あざとい”女性。ただ、このシリーズに出てくるような女性までいってしまうと、“あくどい”という印象になるだろう。だが、こういった女性は実際に身近に潜んでいるというのが怖いところ。多くの人の共感を呼ぶ「彼氏の周りに湧くウザい女たち」シリーズの続きが楽しみだ。<取材・文/A4studio>