カバーニはナポリやパリ・サンジェルマンで活躍してきた点取り屋であり、その得点力は世界トップレベルだ。アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードらとはタイプが異なるFWでもあり、マンUにとっては大きなプラスだった。
その得点力がついに発揮された。29日にサウサンプトンと対戦したマンUは先に2点を許す苦しい展開だったが、60分にMFブルーノ・フェルナンデスがゴールを決めたところから反撃開始。
後半から投入されたカバーニも74分、そして後半アディショナルタイムに得点を記録し、劇的な逆転勝利を収めてみせた。中堅クラブのサウサンプトン相手に褒められた戦い方ではないが、強引でも勝ち点3を獲得できたことは大きい。
英『sky Sports』によれば、
プレミアリーグにてマンUの選手が途中出場から2点を挙げるのは2017年12月のバーンリー戦でMFジェシー・リンガードが達成して以来のことだという。
カバーニは33歳とベテランの領域に入ったが、まだまだ運動量も豊富な選手だ。先発で固定されることはないかもしれないが、スーパーサブとしては豪華すぎる。スーパーサブの役割に限れば現世界最高と言っていいのではないか。
単純なクロスを放り込むだけでもカバーニを活かすことは可能で、今後もカバーニはマンUにおける緊急オプションとなっていきそうだ。