ナポリは、前日に享年60歳で逝去したディエゴ・
マラドーナ氏に敬意を表し、試合前のセレモニーではベンチも含めた全選手が背番号「10」のシャツを着用。クラブに2度セリエAのタイトルをもたらしたレジェンドの死を、永久欠番となったエースナンバーで追悼した。
試合は開始4分、
ナポリが最初のチャンスを掴む。DFジョバンニ・ディ・ロレンツォが右サイドからクロスを上げると、ファーサイドに飛び込んだMFエリフ・エリマスが合わせるも、ボールはわずかに枠を外れる。
その後も
ナポリはFWマッテオ・ポリターノ、アンドレ・ペターニャらにチャンスが訪れるも決めきれず。しかし迎えた41分、エリア左に侵入したMFピオトル・ジエリンスキがグラウンダーのクロスを上げると、最後はゴール前でもつれてリエカのオウンゴールを誘発した。
ナポリが先制に成功してハーフタイムを折り返す。
後半も
ナポリがリエカに対して主導権を握る時間が続く。すると75分、FWロレンツォ・インシーニェからの浮き球パスにFWイルビング・ロサノが抜け出すと、GKと1対1の状況に。ロサノはコントロールからこれを落ち着いて決め、途中出場の2選手の活躍でリードを2点に広げた。
その後も危なげなく試合を進めながら、
ナポリはレジェンドに捧げる勝利を達成。混戦となっているグループFで首位に躍り出た。一方のリエカは4戦全敗と苦しい状況が続いている。
次節は12月3日に行われ、
ナポリはAZと、リエカはレアル・ソシエダとそれぞれアウェイで対戦する。
【スコア】
ナポリ 2−0 リエカ
【得点者】
1−0 41分 アルマンド・アナスタシオ(オウンゴール/
ナポリ)
2−0 75分 イルビング・ロサノ(
ナポリ)