一見するとただのベンチだが…
※kobiyamaさん提供

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災害時にかまどに変身するベンチがSNS上で大きな話題になっている。

【写真】いざというときは、こんな風に“変身”する

きっかけになったのは湯沸器や給湯器の観察が趣味というkebiyamaさんの「なんの変哲もないこのベンチが災害時かまどに変身するらしい」という投稿。添付された画像に映るベンチは本当になんの変哲もないベンチに見えるのだが、実は「かまどベンチ」という防災用品なのだ。

その意外さとナイスアイデアぶりにSNSユーザー達から「こういう事に予算使ってくれると嬉しい」「災害の多い日本にはもっと必要なのでは?」など多数のコメントが寄せられているこのかまどベンチ。どのような仕様になっているのか、kebiyamaさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):このかまどベンチはどちらで撮影されたものでしょうか?

kebiyama:このかまどベンチは岐阜県の新しい公園で撮影したものです。私自身はこのようなものを見るのも初めてだったので感心して撮影した次第です。

中将:僕もかまどベンチなんてものがあるとは全く知らなかったのでとても興味が湧きました。

kebiyama:何気ない公園のベンチが有事の際の助けになるなんて思いもしなかったもので、すばらしいアイデアだなと大変感心しました。

ベンチ座面の固定も考えられていて、コインでボルトを外すというのはなるほどと唸りました。

緊急時咄嗟に工具持って逃げないと思うんですよ。やっぱりみんな工具よりは財布持って逃げるだろうし、その場に小銭を持ってる人の方が多いと思うのでみんなで協力してかまどに組み立てることができるんじゃないでしょうか。後で調べたら駐車場に防災倉庫が併設されており災害時に活躍できるよう備蓄品も備えているようでした。

また、かまどベンチの利用方法がわかる使い方サイン看板のデザインも「いつも」と「もしも」が対になっていて秀逸だなと思いました。

中将:本当に利用者に寄り添ってよく考えられていますね。ご投稿に多くのコメントが寄せられていますが、感想をお聞かせください。

kobiyama:感想ですが、かまどベンチのツイートにこんなにも反響があるとは思いませんでした。昨今地震とか台風とか災害が身近になっているのでみなさん防災意識が高いんだなと改めて思いました。あと「鬼滅の刃」大ヒットのタイミング的に竈門ベンチ郎とだけつぶやいていく人も多かったです。

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寄せられたコメントには2018年の北海道胆振東部地震の際に実際に利用したというものもあった。火を起こすのにコツがいるが、燃料さえあればちゃんと美味しく米も炊け、おかずも調理できたということだ。ご興味のある方は、散歩のついでにでも身近な場所にかまどベンチが設置されているかチェックされてみてはいかがだろうか。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)