午後10時から2時間の市内バス運行本数は2458本から1996本に減る。その他の時間帯(午前4時〜午後10時)は平常通り。
ソウル市は深夜や通勤時間帯専用のバスを運行するほか、各路線で乗車人数や路線の重要度、車内の混雑度などを総合的に考慮して本数を調整する予定だ。
地下鉄でも、27日から午後10時以降の運行本数を165本から132本に減らす。
こうした措置は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ソウル市が24日から不必要な移動を最小化し、市民の早い帰宅を誘導する「1000万市民の緊急(移動)ストップ期間」を施行するのを受けて取られるものだ。
ソウルの公共交通機関の利用客数は新型コロナの感染拡大により一時減少したが、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルが緩和されたことで前年同期並みに回復。地下鉄の混雑度も例年並みに上昇していた。
ソウル市は今後も感染拡大が続く場合、政府と協議して地下鉄の終電時間を1時間前倒しし、午後11時とする案も検討している。
同市の関係者は「春に深夜運行の短縮を施行した時には午後11時以降の利用客が施行前に比べ17.3%減少するなど、社会的距離の確保を守って早めに帰宅するようになる効果が非常に高かった」と説明した。