「おうち焼肉」の"できばえ"を左右する重要なアイテムといえば、「焼肉のたれ」。

お取り寄せ派、自分で作る派、いやいや塩コショウだけでしょ派など、それぞれこだわりはありますよね。

今回は、焼肉のプロに、市販のタレを使った簡単アレンジから、本気出して作るタレまで、3つのレシピを教えてもらいました。

これはステーキ風では?

教えてくれたのは、「自称焼肉博士」の恋田 恋ノ輔(こいだ・こいのすけ)さんです。

全国に7店舗を展開する焼肉酒場「牛恋」の代表で、焼肉を愛しすぎるが故、焼肉店を運営している生粋の焼肉ラバー。

オンラインショップで販売中の「おうち焼肉セット」には、美味しく食べるコツをまとめた動画をQRコードでつけるなど、焼肉の普及活動にも積極的です。

そんな恋ノ輔さんに教えてもらった、焼肉のたれアレンジを紹介します。

1:炒りゴマを入れる

「本当に簡単なものが知りたいです」という記者のリクエストを聞いて教えてくれたのがこれ。フライパンで香りがたつまでゴマを炒って、好みの焼肉のタレに入れるだけ。

たったひと手間ですが、熱が通ったゴマの香りが加わることでいつものたれがレベルアップ!

もともとゴマが入っているタレも多いですが、炒りたての香りは「別格」です。香ばしい香りが食欲をそそり、お肉をぐっと美味しくしてくれますよ。

フライパンで"炒るだけ"なので、めんどくさがり屋さんにもおすすめです。

2:バター醤油を加える

バター(2かけら程度)溶かし、醤油をひとさじ入れ煮立たせ、好みのタレに加えれば完成。

こちらも簡単ですが、食べてみると「たれの変化」は歴然。焼肉というよりステーキのソースに近い風味になります。バターのコクとまろやかさが加わり、奥深い味のたれに変化します。

このアレンジには、さっぱりめのたれがより合うと思います。バターの量は好みですが、醤油とたれで中和されるので、気持ち多めでもOK! 実際お肉をつけて食べてもくどさはありません。

厚みのあるお肉なら、一層ステーキ風になるでしょう。

ただ、ここまではあくまでアレンジ。「そんなの知ってるよ」という人もいるかもしれません。最後は、恋ノ輔さんに「ちょっと本気出して作るオリジナルのタレ」を教えてもらいました。

自分で作る「ニンニクネギ塩タレ」レシピです。

材料(10人前/10回分)は、

・酒 160 ?
・水 300 ?
・お酢 少々
・おろし生姜 7g
・ニンニク(おろし可)7g
・鶏がらスープの素 5g
・ハマグリ出汁の素(貝類の出汁の素)5g
・味の素 4g
・塩 5g

・ブラックペッパー 3g
・レモン 1/2個
・長ネギ 1本
・いりごま少々

・水溶き片栗粉少々
・万能ねぎ

作り方は、

(1)★〜★の材料を順番に鍋に入れて沸騰させる

(2)火を止めて、ブラックペッパー、レモン、長ネギ、いりごまを入れて混ぜる

(3)水溶き片栗粉でかるくとろみをつける

(4)冷えたら万能ねぎを入れて完成

最初の2つに比べると、材料の数も格段に上がりますが、作り方はけっこうシンプルで覚えやすいです。

このタレの特徴は、さっぱり感と食感の面白さ。

レシピサイトにあがっている「ネギ塩だれ」のレシピの多くは、ごま油を使っています。その点"恋ノ輔のネギ塩だれ"には、油が使われていません。

「コクは大丈夫かな......?」と思いますが、鶏がらスープやハマグリ出汁の素がうまみとなって、しっかりカバー。また、ちょっと多めのブラックペッパーがピリッと大人の味に仕上げてくれています。

お肉をつけて食べてみると、お肉の脂とたれのさっぱり感がよく合います。何より、ニンニクのパンチ力がたまりません。

おろしニンニクでもいいですが、個人的には刻みニンニクがおすすめ。ネギと一緒に食感を楽しめます。

旨味成分がしっかりあるので、下味をつけてないスーパーのお肉なども高級店の味に近づくそう。1日寝かせるとよりおいしくなるそうです。

「今回ご紹介させて頂いた、お家で作る焼肉のタレのレシピは参考になりましたか?  "自称焼肉博士"としては、お家のタレにもクオリティを求めたくなります。(牛恋の)店舗でも、匠の技のたれを楽しんでいただきたいです」(恋ノ輔さん)

週末のおうち焼肉のご参考に!