さらにマイさんの怒りは止まりません。

「もう一人は39歳の方です。お店は探してくれましたけど、人間性がちょっと。『子どもが欲しいから32歳までで相手を探していた』っていきなり言うんですよ。
 あとは、太っている女性が嫌みたいで、写真と別人の太っている女性が来たことがあるという文句を延々と聞かされました。女性の私にその文句を言う性格って……結婚相談所に“いい男”っていないんですね」

◆プロフィールを変えるだけで…

 結婚相談所にいい男がいないわけではありません。男女とも人気がある方は100件以上の申込みがきます。マイさんも20人ほど申込みはあったそうですが、年齢が上すぎたり、プロフィールを見て会う気になれず断っていました。

「アプリなら同年代からも連絡が来たのに……30代だと無理でしょうか?」
「アプリは遊び目的の男性もいるから、同年代でも年下でも、年齢関係なく連絡が来るでしょう。結婚相談所の女性は30代が一番多いし、32歳は年齢で不利な訳ではないですよ。他のところに問題があるのかも……例えばプロフィール。見せていただけますか?」

 マイさんのプロフィールは、白いブラウスを着た写真でした。両手をおへそのあたりで組み大人しそうに見えます。普段のマイさんから受ける印象と、ほぼ正反対と言っていいレベルです。

 さらに、趣味はヨガ、クラシック、お菓子作り、海外旅行。そこの相談所は「苦手なもの・こと」の欄があったのですが「常識のない方は苦手です」と書いてありました。

「写真は撮り直そう。大人しそうに見えるし、実際はそんな性格ではないでしょう?」
「はい、性格はキツめだと思います。でも、おとなしく見せなくていいんですか?」
「もちろんキツい感じではなく、アクティブとか快活とか、自己主張があるところを見せましょう。屋外の公園や海辺で撮ると元気そうな雰囲気になりますよ。

 あと、趣味もダメ。ヨガとかお菓子作りって、男性はほぼ興味がないですよ。男性が見て『会って話したい』と思う情報やマイさんの個性が皆無で、年齢しか特徴がないです。
 あと、苦手なことの欄ですが、胸を張って『私は100%常識があります』って言える人っていないでしょう。ここはマイさんの取り扱い方の注意点を盛り込みませんか? 辛いものが苦手とか、高いところが苦手とか、遅刻する人が苦手とか」

 まくし立てるように一気に伝えます。でも、それほど直すべきところばかりだったのです。

「そうですね……。私が会いたいと思われない女性だったんですね」
「そうですよ。男性は高いお金を出して結婚相談所に登録しているし、女性の飲食代だって払います。色んな人と比較して選ぶのは男性も女性も同じ。マイさんを選ぶメリットを感じなきゃ、選ばれないですよ」

◆“いい男がいない”と嘆いていても何も進まない

 その後、プロフィールはほぼ全て修正しました。趣味は漫画と商店街散歩、食べ歩きに変え(嘘ではなく、これらのことも好きだったのです)、写真も撮り直しました。しばらくして、同年代で話しやすい男性と会えるようになったそうです。

 寄ってくる男性が興味を持てない男性ばかりだとしても、それが今のあなたに釣り合う男性なのです。厳しいようですが、それが婚活の現実です。相手について不満を言うのもいいですが、本気で婚活するのなら、まずは自分の何かを変えましょう。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<取材・文/菊乃>【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。