では、欧州5大リーグでプレーする選手のうち、今年最も得点を奪っているのは誰だろうか。移籍情報サイト『transfermarkt』のデータをもとに、2020年1月からの公式戦得点数をランキング化。ここでは、上位11選手(トップ7)を紹介する。
※以下、情報はすべて10月27日時点のもの
※断りがない限り、すべて公式戦のデータ(代表戦は除く)
[写真]=Getty Images
▼7位タイ(18得点)
リオネル・メッシ(バルセロナ/FW/32歳)
得点数:18
出場試合数:32
7位に名を連ねた1人がメッシ。昨季はリーガ・エスパニョーラ初の20ゴール20アシストを達成し、得点王に輝いたものの、今季は公式戦6試合に出場して2得点。それもPKで決めたゴールしかない。やはり夏の退団騒動が尾を引いているのか、24日に行われた“エル・クラシコ”でもネットを揺らせなかった。
ソン・フンミン(トッテナム/FW/28歳)
得点数:18
出場試合数:27
今年、メッシと同じだけネットを揺らしているのがソン・フンミンだ。26日のバーンリー戦で今季プレミアリーグ8点目となるゴールを挙げて、得点ランキングの単独トップに立った。最近出場した公式戦7試合で10ゴールを記録し、まさにゴールマシンと化している。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン/FW/39歳)
得点数:18
出場試合数:25
今季のセリエAで得点ランキングのトップに立つのは、“39歳”のイブラヒモヴィッチだ。今季は出場したリーグ戦3試合すべてで“ドッピエッタ(1試合2得点)”を達成。最近出場した公式戦7試合のうち、無得点に終わったのは1試合だけと、驚異的な得点力を見せつけている。新型コロナウイルスの感染も、この男には何ら影響なかったようだ。
フランチェスコ・カプト(サッスオーロ/FW/33歳)
得点数:18
出場試合数:26
セリエAの“絶好調男”といえば、カプトも忘れてはならない。欧州カップ戦や国内カップ戦に参戦していないにも関わらず、メッシやイブラヒモヴィッチと並ぶ18ゴールを記録。この活躍を受けて、今年9月に代表初招集を受けると、10月のモルドバ戦では最年長デビュー弾(33歳62日)を決めてみせた。来年開催されるEURO2020のメンバー入りも視界にとらえている。
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン/FW/21歳)
得点数:18
出場試合数:24
ケガの影響もあって、昨季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメントは無得点。チームもあと一歩のところで優勝を逃したが、1ゴールを挙げるのに要した出場時間(103分)はトップ7の5人のなかで最も少なく、決定力の高さを誇示している。悲願のビッグイヤー獲得に向けて、大舞台でのさらなる活躍に期待したい。
▼6位(19得点)
カイ・ハフェルツ(チェルシー/MF/21歳)
得点数:19
出場試合数:32
今回、MFでは唯一、名を連ねた。今夏にチェルシー入りを果たしてからも、リーグカップでハットトリックを達成。10月17日に行われたサウサンプトン戦ではプレミア初得点を奪うなど、結果を残している。チェルシーのチームとしての完成度が高まれば、さらなる得点増も期待できそうだ。
▼4位(23得点)
チーロ・インモービレ(ラツィオ/FW/28歳)
得点数:23
出場試合数:28
4位にランクインしたのは、昨季セリエA得点王に輝いたインモービレ。年明けから昨季最終節までのリーグ戦21試合で19ゴールを叩き出し、欧州最多得点者に贈られるゴールデンシューも初受賞した。今季はここまで公式戦3ゴールにとどまっているが、取り出したら止まらないストライカーだけに、キッカケを待つばかりだ。