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 親は全力で子供を守りたいと思うものだが、海外では、我が子が傷つけられたことを知り、傷つけた相手の少年を殺害した父親がいる。
 中国・浙江(せっこう)省で、37歳の父親が、娘と喧嘩をした娘と同級生の9歳の男児を殺害し、父親の死刑が執行されたと、海外ニュースサイト『WhatsNew2Day』と『AsiaOne』が7月18日までに報じた。

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 報道によると、父親は2018年9月、娘からクラスメイトの男児と喧嘩をしたことを伝えられたという。喧嘩の原因は明かされていないが、男児は娘を殴り、娘は目の辺りに傷を負ったそうだ。父親は激怒し、娘から話を聞いた2日後、娘が通う学校にナイフを持って訪れた。父親は学校で娘と喧嘩した男児を見つけ出した後、男児をトイレに連れて行き、持っていたナイフで男児を刺した。
 
 父親は男児をナイフで刺した後、自ら警察に電話をし、その後、駆けつけた警察官によって逮捕された。男児は複数に渡り背中と首を刺されており、病院に運ばれたが死亡した。

 父親は、2019年3月、男児を殺害した罪により死刑を宣告された。父親の弁護士は判決後も父親が統合失調症であると主張し、減刑を求めていたが、認められず、7月17日に処刑された。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「娘が大切な気持ちは分かるけど、殺すなんてあり得ない」「父親は1回ではなく、複数回、ナイフで刺しているところに異常性を感じる」「娘が責任を感じそうでかわいそう。将来トラウマを抱えないで欲しい」「子どもの喧嘩はよくあること。もっといい解決方法があったはず」「男児の家族の気持ちを思うと辛い。死刑は妥当」「統合失調症は言い訳のように思う。減刑されなくてよかったと思う」などの声が挙がっていた。

 海外では子どもが傷つけられたことで、傷つけた相手に復讐した父親が他にもいる。
 オーストラリア・クイーンズランド州で、当時53歳の父親が、15歳の継娘がいじめられたことを知り、いじめた相手の首を締めたと、海外ニュースサイト『Global News』が2018年4月に報じた。同記事によると、父親は継娘から「学校で同級生の少年に唾をかけられたり、体毛が濃いと馬鹿にされていじめられている」と聞かされたという。暴力行為はなかった。いじめは約6か月続いていた。

 ある日、父親は、継娘をいじめている少年が自宅近くの公園にいることを知り、公園に行った。父親は公園で少年を見つけると、突然少年に襲いかかり、少年の首を締めたそうだ。幸い、少年に怪我はなかった。

 少年が警察に相談したことで父親は拘束された。父親は1000オーストラリアドル(約7万5000円)の罰金を科されたという。

 我が子が傷つけられたことを知り、親なら怒りの気持ちが湧いてくるが、相手を傷つけたり、ましてや殺害することなどあってはならない。

記事内の引用について
「‘Mentally ill’ father, 37, is executed in China for murdering his daughter’s nine-year-old classmate」(WhatsNew2Day)より
https://whatsnew2day.com/mentally-ill-father-37-is-executed-in-china-for-murdering-his-daughters-nine-year-old-classmate/
「Father who killed daughter's classmate executed in Wenzhou」(AsiaOne)より
https://www.asiaone.com/china/father-who-killed-daughters-classmate-executed-wenzhou
「Australian dad who choked his stepdaughter’s ‘bully’ hailed as a hero - but was he right?」(Global News)より
https://globalnews.ca/news/4176429/dad-chokes-daughter-bully/