RCSが米国のAndroidユーザー向けに提供開始。キャリアに関係なく利用可能に
そしてもう1つのエンドツーエンドの暗号化についても、しっかりと取り組んでいるようです。非公式にアプリを配布するAPKMirrorが、メッセージアプリのGoogle社内向けビルドを入手。それを9to5Googleが解析したところ、エンドツーエンドの暗号化(経路の途中で第3者に盗み見られる心配がない仕組み)が追加されているとのこと。
ただし、暗号化を利用するためには、双方ともが安定したインターネット接続を行っている必要があり、そうでない場合には、代わりにSMSやMMSでの送信を提案するとのことです。
まだ社内向けビルドで見つかったという段階であり、一般向けに提供されるのがいつになるのかはわかりません。すでにエンドツーエンドの暗号化はiMessegeのほか、WhatsAppなど複数のメッセージアプリで採用されており、そこまで目新しい機能ではありません。しかし、RCSの弱点を解消するという意味では、重要なアップデートとなりそうです。
なお、日本でもRCSは、MNO3社により「+メッセージ」としてリリースされています。こちらは専用アプリを利用する必要があるため、仮にメッセージでのRCSエンドツーエンド暗号化が提供されたとしても、すぐに利用できる状況ではありません。
source: 9to5Google