Chromeは、ユーザー体験の改善のため、リソースを消費する・多用する広告への対処策を発表した。
発表によると、ネット上の広告のうち数%は、ユーザーの許可を得ることなくバッテリーやネットワークデータなどのデバイスリソースを不当に消費しているという。
それらは、暗号通貨を採掘する広告(無断マイニング)やプログラムが不十分な広告、ネットワークの使用に最適化されていない広告といったもの。
Chromeの方針では、ユーザーが広告を表示する前に、広告のリソースの使用量が制限を超えるかどうかを判定。制限を超える不当な広告に対しは、広告を表示せずフレームにエラーメッセージを表示するとしている。
この対処策については今後数ヶ月かけて実験を行い、8月末にはChrome安定版でに実装される見込み。つまり、約4ヶ月で広告制作者などは、Chromeが設定するしきい値以内でデジタル広告を制作することが求められることになる。
発表資料
URL:
https://blog.chromium.org/2020/05/resource-heavy-ads-in-chrome.html2020/05/15