ラウンド16ではレガネスをレガネスを5得点で屠ったバルセロナ。その後のラ・リーガのレバンテ戦はファティがキャリア初の2得点の活躍を披露し、セティエン監督就任以降の公式戦5試合で4勝目を手にした。
バルベルデ前監督の古巣でもあるビルバオ戦。まずは攻め上がったセメドのクロスを受けたファティがボックス中央で強引にシュートにもっていくがDFのブロックに遭う。
このチャンスを作ったメッシは個人突破を何度か試みるもビルバオの守備に苦戦。なかなか主導権が握られない内容が続く。45分にメッシが得たゴール正面からのFKは壁に直撃。試合はゴールレスで折り返した。
後半もいまいち狙い通りのサッカーが出来ないバルセロナは、57分にファティを下げてグリーズマンを投入。70分にそのグリーズマンに決定機。直前に途中投入されたアルトゥールのパスで右サイドを突破したセルジ・ロベルトが折り返すも、フリーで合わせたグリーズマンのシュートはGKに止められた。
停滞したまま試合が推移する中、バルセロナは80分にピケが負傷。代わりにユムティティがピッチに向かう。
88分にアルトゥールのスルーパスを受けたメッシが決定機を迎える。上手くDF間のスペースに走り込みシュートにつなげたが、GKウナイ・シモンが足で止めるスーパーセーブ。メッシは頭を抱えた。
延長戦も意識し始める後半アディショナルタイム、ついに試合が動く。89分に投入されたイバイ・ゴメスが右サイドから左足で上げたクロスを、ニアでイニャキ・ウィリアムズが頭でフリック。これがファーサイドに吸い込まれ、ビルバオが均衡を破った。
この直後、試合終了の笛が鳴り軍配はビルバオに。バルセロナは、同日行われた準々決勝もう一試合でレアル・ソシエダに敗れたレアル・マドリーとともに、このラウンドで散ることになった。