映画館で展開するIMAXを家庭で体験できるシステム「IMAX Enhanced」に対応した作品を配信する。IMAX独自の画角で製作された約40分のシーンを含む「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」などソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの作品を配信する。
TSUTAYA Digital Entertainmentの山内智裕執行役員は「我々は30年間映像サービスを提供してきた。VHSのレンタルに始まり、DVDやブルーレイと映像の品質が上がり、顧客が喜ぶ姿を目の当たりにしてきた。動画配信サービスでもいち早くそうした体験を届けたかった」とIMAX Enhancedの採用を決めた理由を説明した。その上で「作品数や対応デバイスが増えてほしい」と今後に期待した。
米IMAXはIMAXを80カ国の映画館で展開しており、国内では35カ所で導入されている。IMAX Enhancedはデジタルリマスターされた4KHDRコンテンツや米DTSの音響技術と高品質なAV製品や配信サービスを組み合わせて家庭でIMAXを体験できるようにしたもの。4月に米国でスタートし、現在はカナダやドイツなど7カ国で展開している。
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