「こんなことまで載せちゃうの!?」デート直後、男が女のインスタ画像を見つけて幻滅したワケ
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せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。
仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。
しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。
どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。
今回は、 2回のデートで犯していた、SNSでの女のNG行為とは?という宿題を出していた。
「あれ、これって・・・」
その投稿を見つけたのは、亜希とデートした翌日のことだった。
通勤途中に何気なく開いたInstagram。そこに投稿されていた彼女のストーリーを見て僕は一瞬戸惑った。
何となく、デート中から引っかかりを覚えてはいた。
けれどもこの一つの投稿で、彼女の人間性やマナーが垣間見えた気がするのだ。
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亜希と出会ったのは、『ビストロ フランキー ホテル』で開催された2対2の食事会だった。
スタイル抜群で可愛くて、僕はすぐに亜希に狙いを定めた。
「亜希ちゃんって、今彼氏いるの?」
思い切って聞いてみると、今彼氏はいないという。
「え?いないよ〜。半年前に別れて以来、しばらくフリーなの」
「本当に?こんな可愛いのに?」
彼氏がいないことを確認でき、早速LINEの連絡先を聞き出した。
そして僕の方から積極的にデートに誘っていたのだが、2回のデートを終えた頃には“ちょっとこの子は違うな”と思ってしまったのだ。女性の皆さん、気をつけて・・・女がついやりがちなNG投稿とは?
解説1:勝手に自分が写っている写真を載せないで!
亜希と出会った翌日に早速LINEを送り、初デートは『フレンチ懐石 広尾おくむら』になった。
「亜希ちゃんってさ、本当にスタイル良くて可愛いよね」
今日も亜希は可愛いし、スタイルの良さが目立つような服装をしているせいか、いい女感がより際立っている。
「全然、そんなことないよ〜」
そして謙遜するところもまた素敵だ。“本当にこの子、いい子だなぁ”そう思っていた。
「大志くんって、いい人だよね」
「そう?いい人って、男からすると褒め言葉ではないからね(笑)」
「そっか、ごめん」
デートが始まってしばらくしてからも、普通に盛り上がっていた。しかし、その時だった。
--“カシャ”。
料理が運ばれてきたタイミングで、亜希は突然写真を撮り始めたのだ。
-ん・・・?今、写真撮った?
“写真、撮っていい?”など、一言も無かったことに驚いていたのだが、本人は特に気にも留めぬ様子で話を続けている。
「うわぁ、とっても綺麗だし、美味しそう!」
けれども今の時代、写真くらい大目に見るべきだろうし、女の子は写真を撮るのが好きな人種だ。
「亜希ちゃんって、ご飯は何系が好きなの?」
「そうだなぁ〜前はイタリアンとか好きだったけど、最近は和食が好きかな」
「和食いいよね。好きなお店はある?」
「西麻布にある『田中田』とか結構好きかも。大志くんは?」
「僕も和食が好きだよ。でも、お鮨も好きなんだよな〜」
-まぁ、写真くらい撮るよな。
いい子だし可愛いし、そんな小さなことはどうでもいいことのはずだ。つまらぬ事を気にしている自分を反省しつつ、僕たちは次のデートの約束をして解散した。
ところが、翌朝の事。
何気なく開いたInstagramのストーリーに上がっていた彼女の投稿を、僕は思わず二度見してしまったのだ。
「あれ?これさ、俺が映ってないか?」
写真の背景に、ぼやっと映っている男の影。パッと見では分からないかもしれないが、見る人が見れば、僕の事だと分かる。
-まだ付き合ってもいないのに、しかも無断で載せるのか・・・?
このモヤモヤ感はなんだろう。
まるで“彼氏とデート♡”ばりのテンションの投稿内容に、勝手に載せられていた感が否めない。
なんだかなぁと思いながら、僕はとりあえずもう一度亜希とデートをする事にした。まだまだやっていた、亜希のマナー違反行為とは
解説2:勝手に写真を撮ったこと、カウンター席に携帯を置いていたこと
2回目のデートは、最近お気に入りの広尾にある『鮨心』にした。
「このお店、素敵だね」
「そうでしょ?雰囲気だけじゃなくて、大将の人柄も良いし、鮨も美味しいから」
嬉しそうにキョロキョロしながら店内を見渡す亜希。今日もやっぱり可愛くて、前回のことなど水に流そうと思っていた。
しかし、再びあの音が静かな店内に鳴り響く。
--“カシャ”。
隣を見ると、亜希が嬉しそうな顔をしながらマグロの握りの写真を撮っていたのだ。
カウンター越しのお客さん達があまり気にしない様子でいてくれたので救われたが、思わず小さなため息が出てしまった。
別に写真を撮るなとは言わない。けれども、音を消すアプリにするとか、お店の人に一言聞くとか、そう言った気遣いはできないのだろうか。
そして早く食べないと、ネタが乾いてしまう。
「なんか久しぶりにお鮨食べた気がするなぁ♡美味しい!」
「そう?良かった。亜希ちゃんって、本当に美味しそうに食べるよね」
「だって美味しいんだもん」
美味しいし、記録に残したいのはわかるけれども、それよりも大事なことがある。
僕は段々と、彼女のマナーの悪さに目がいってしまった。
「亜希ちゃん、LINE来てるんじゃない?光ってるよ」
隣を見ると、カウンターの上に携帯電話が堂々と置かれている。しかもさっきから光っており、気になって仕方ない。
「あぁ、本当だ。多分いつものメンバーのグループLINEだわ。何かの話題で盛り上がっているみたい」
そう言うと、慌てて液晶画面を下に向け、再びカウンターの上に無造作にスマホを置く亜希。
僕はこの行為に、もう一度ため息が出てしまった。
鮨屋のカウンターは、大将やお店の人がこだわって作り上げているものだ。なので本来は携帯電話や時計など、カウンターが傷つくような物を置いてはいけない場所。
それなのに、亜希は何も気にせず、滑り止め防止のリング付きのスマホをカウンターに置いている。
一連の行為から、彼女は気遣いが全くできないことが判明してしまった。
「じゃあ、またね」
「うん、今日もご馳走様でした。ありがとう!」
天現寺の交差点からタクシーを拾い、去っていく亜希を見送りながら、ふと思う。
-今日のことも、また勝手にストーリーとかに投稿されるのかな。
携帯電話やリングがカウンターを傷つけてしまわないか、お店の人がどう思うのか。もしくは、来ている他のお客さんが、シャッター音を聞いてどう思うのか。
何よりも、勝手に人が写っている写真をInstagramに投稿されたら、その人はどう思うのか。
そんな気遣いができないような女性は、ちょっと勘弁だ。
▶NEXT:10月12日 土曜更新予定
Instagramのストーリー、気になるあの人の閲覧履歴の意味とは
▶明日10月7日(月)は、人気連載『立場逆転』
〜高校卒業後15年。再会した2人の人生は180度違うものとなっていた…。女のプライドをかけた因縁のバトル、続きは明日の連載をお楽しみに!-
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