2005年夏、完全復活を遂げた「4代目
武富士ダンサーズ」。振り付け、演出を担当したのは、日本を代表するミュージック&ダンスグループTRFのSAM、CHIHARU、ETSU。初代
武富士ダンサーズは1991年、TRFは1992年結成と、ほぼ同じ時代を歩み、踊ってきたといえる。メンバーに対して、厳しく指導する場面もあったという3人に、
武富士ダンサーズについて質問を投げかけてみた。
――
武富士ダンサーズのメンバーを選んだ基準はどんな点でしょうか?
■SAM
オーディション時、僕らはダンス力で見ましたね。踊れる子っていうのは基本。どんなにスタイルが良くてかわいくても、ダンスが「んん?」っていう子はやっぱりNGだな、という。次の世代のトップクラスで活躍できるような素質を持ったダンサーを揃えたつもりです。
■CHIHARU
これからきっと伸びていくだろう、という子たちばかりです。今回、彼女たちとは「
武富士ダンサーズ プロジェクト」という仕事で一緒になりましたが、私たちは、ここが若手を教育する場であると強く思っていました。彼女たちの先輩として、一人前のダンサーに育って欲しいという思いで指導していたという感じです。
ダンサーとして、ダンスを踊ることだけではなく、もうワンランク上に上がってほしいという思いが自然にそうさせましたね。ですから、現場では1人1人にけっこう厳しく指導していました。わざと厳しく(笑)。甘えないように。それが結果的に、クオリティの高い仕上がりへとつながったんだと思います。
――
武富士ダンサーズのメンバーは、ちゃんと応えてくれたのでしょうか?
■ETSU
そうですね。今回は何しろ時間がなかった。オファーから撮影終了まで3週間というハードな中、彼女たちは見事に期待に応えてくれました。さすが、自分たちが選んだ子たちだって…(笑)。実は、彼女たちときちんとリハーサルをできた時間って、4回ぐらいしかなかった。でも回を重ねるたびに、彼女たちがどんどん変わっていくんです。もう、ほんと変わった、変わった。体が締まってました。やっぱり緊張感もあったんじゃないですか。レッスンのたびに成長していくのが分かりましたよ。
今回はこだわっただけあって、ダンスに対する評価が格段に良いという。「カッコイイもの」、「プロ中のプロのもの」、「本物」を、とプロジェクトが形成されていく中で、ダンスの説得力は相乗的に増していった。
限られた時間のうちに出来ること、という妥協で創られたものではない。カッコイイものへの、飽くなき追求。それがTRF流なのかもしれない。ダンサーに対して「こんなにカッコ良くなったよ!」っていうメッセージ、それが答えであると自信満々に語る彼ら。その目の先で、
武富士ダンサーズは、果たしてどんな成長を見せてくれるのだろうか。
プロジェクトは、佳境を迎える。とはいえ、成長していく企画であることは、もう間違いない。
武富士ダンサーズを通過点として、ダンサーに育っていって欲しいと話す3人には、その先が見えているように思える。日本のダンスシーンを席巻するスターは、彼女たちの中にいるということなのかもしれない。
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武富士ダンサーズ ウェブサイト
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