中国には「火炉」と呼ばれる火を焚いたかまどのような暑さになる地域があるように、夏の暑さはとても厳しい。都市部ではエアコンが必須だが、中国ではベランダがないマンションも多いため、壁面に室外機を取り付ける場合が多い。また工事が丁寧とは言えないので、街を歩いていると頭上から室外機からの水滴が落ちてくるなどことも多々ある。
記事は、日本ではビルやマンションの壁に室外機を設置することは一般的に少なく、外観はとても良いと指摘し、「日本は特に施工に気を配り、配置の仕方を考えている」と主張した。
中国人は室内の装飾には十分に気を配るが、室外機の様に目に付かない部分はそこまで気を配らないようだ。記事は日本のベランダにどのように室外機が設置されているかを説明し、「適当に置かれるのではなく予め設計された場所に配置されるので、ベランダに出ても直接目に付きにくい」と伝え、室外機の騒音も殆ど無く、こうした心配も必要ないと指摘した。
中国人には見慣れてしまった景色だが、壁面に室外機がむき出しについていない日本のマンションを見て、心の中では「実用的で心地よい景観と設計を羨ましく思っている」と本音を漏らした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)