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2月12日から放送開始する新番組『宇宙戦隊キュウレンジャー』の製作発表会見が22日、日本武道館で行われ、41番目の「スーパー戦隊」を演じる主要キャスト陣が登壇した。

スーパー戦隊シリーズ第41作となる『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、モチーフを「宇宙×星座」に求め、初期レギュラーメンバーとしてはシリーズ最多となる「9人戦隊」が宇宙をかけめぐる、大スケールのSFヒーローファンタジーが描かれる。

物語の舞台となるのは、宇宙を構成する88の星座系が「宇宙幕府ジャークマター」によって支配された世界。ジャークマターとはショーグン「ドン・アルマゲ」を首領とし、各星座系を統治する「カロー」、各惑星に配置される「ダイカーン」、上級戦闘員「ツヨインダベー」、下級戦闘員「インダベー」たちで構成している全宇宙最大の悪組織である。

人々の希望は失われたかと思われていたが、宇宙にある伝説が残されていた……。強大な敵に立ち向かい、宇宙を解放するために集結した9人の戦士たち。それが、星座の力を宿した「キュータマ」に選ばれた9人の究極の救世主=キュウレンジャーなのである。

キュータマに選ばれし彼らは、それぞれが異なる星座系出身の宇宙人。ヒューマン(人間)タイプだけでなく、獣人、アンドロイド、機械生命体など個性豊かなキャラクターで構成されている。一人一人が主役級のスーパースター、9人そろってオールスターというわけだ。

40年以上にわたる「スーパー戦隊」シリーズの史上、最大のスケールで進化を遂げた最新作『宇宙戦隊キュウレンジャー』が、宇宙と同じく無限の可能性を秘める子どもたちに、熱いメッセージを送ってくれることは間違いないだろう。

マスコミ会見は、「仮面ライダー生誕45周年×スーパー戦隊シリーズ40作品記念45×40感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW」(2日目/スーパー戦隊DAY)の興奮冷めやらぬ日本武道館にて行われた、ステージには、シシレッド/ラッキーを演じる岐洲匠のほか、ヒューマンタイプのキュウレンジャーメンバーと、彼らを束ねる司令官ショウ・ロンポーのキャラクターボイスを演じる人気声優・神谷浩史が登壇し、それぞれの役柄についての紹介、および役にかける意欲などを緊張気味に語った。

『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003年)や『侍戦隊シンケンジャー』(2009年)などのファンであり、憧れの「戦隊」ヒーローになることができて感激しているという"スーパースター"シシレッド/ラッキー役・岐洲匠は「たくさんのオーディションをしてきて、決まったときは嬉しかったというより、ホッとした」と、主役に決まった直後の感想を話したのち「嬉しくて、すぐ母に連絡したら、夜に酔っぱらった母から電話がかかってきた(笑)」と、喜びを母と分かち合えたことを笑顔で語った。

「撮影が始まって楽しかったことは?」の問いに対しては「始まったばかりのとき、一週間ほど島で宿泊撮影があった。風と波がすごくて大変だったが、宿泊があったおかげでみんなと打ち解けた」と、第1話でも観られるというロケ撮影のことを挙げた。

キュウレンジャーの9人はみなマスクやスーツに個性的なディティールを施しているのが大きな特ち味となっているが、シシレッドの特徴を問われると「マスクの黒い部分に宇宙の惑星をイメージしてラメがちりばめられており、そのキラキラが気に入っている」と、かつてないデザイン、造型にほれ込んでいる様子だった。

初期メンバーとしては『バトルフィーバーJ』(1979年)のバトルコサック以来38年ぶりとなる「オレンジ」の戦士、"ポイズンスター"サソリオレンジ/スティンガー役・岸洋佑は「16歳から音楽をずっとやってきて、今回が初のテレビドラマ出演。最初は不安でしたが、今となっては精一杯頑張ります」と、役者に初挑戦する気構えを見せた。

宿泊撮影のときには「男性メンバーは同じ部屋で夜中までずっと話をしていたりして、それでみんなの人となりもわかって仲良くなれた」と、メンバー同士の交流をはかったことを打ち明けた。「子どものころ好きだった『戦隊』は?」の問いには『忍者戦隊カクレンジャー』(1994年)に出てきた、遠藤憲一さん演じる「貴公子ジュニア(ガシャドクロ)」が怖くて……。それを退治してくれるカクレンジャーが大好きでした」と、カクレンジャーへの思いを語った。

スティンガーにはサソリを思わせる尻尾がついているのだが、これはサソリオレンジに変身した後でも残っており「サソリの尻尾に注目してほしい」と自身の特徴をアピールしていた。

"サイレントスター"ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイを演じる山崎大輝は「決まったときは嬉しかったですけれど、スーパー戦隊のヒーローにふさわしい人間にならないといけないなと思って、身がひきしまる思いです」とヒーロー役になったことを改めてかみしめた。各メンバーとの距離感もつかめてきたと話す山崎は、「岐洲くんはローテンションでハイテンションなことを言う人。静かに見えながら心の中では雄たけびをあげている男です」と、岐洲の性格を鋭く分析する場面もあった。

山崎にとっての「思い出の『戦隊』」は『忍風戦隊ハリケンジャー』(2002年)。小学生のころ、ハリケンジャーの人形で遊んでいたことを懐かしそうに振り返った。ヘビをモチーフにしたヘビツカイシルバーのお気に入りポイントとしては「全身シルバーと黒で、部分的にウロコがあるきらびやかなヒーロー。すべてが気に入っています」と笑顔で語っていた。

女の子らしさを出しつつ、カッコかわいいヒロインを演じたいと意欲を燃やす"シノビスター"カメレオングリーン/ハミィ役・大久保桜子は「現実か夢かわからないくらい驚いたし、嬉しかった」と、ハニカミながら役が決まったときのことを振り返った。

メンバーとの集団行動によって親睦が深まったという島での宿泊撮影のときのことを聞かれると、「監督(柴粼貴行監督)を交えてみんなで2時間くらい、卓球していました」とにこやかな笑顔で語っていた。ちなみに卓球は柴粼監督が一番強かったという。ヒューマンタイプのメンバー中では唯一の女性、そして最年少ということで「みなさん妹のようにかわいがってくれるので、緊張せず楽しくいられます」と言う反面「みんなの中で私が一番、精神年齢が高い」と続け、メンバーからツッコまれるところも見られた。

子どものころは「戦隊」よりも、『ふたりはプリキュア』(2004年)が好きだったと語る大久保は、「スーパー戦隊」シリーズ初の「グリーンの女性戦士」になったことについて「自然とグリーンの小物とかを手にとるようになりました」と、色に対する愛着をうかがわせた。

カメレオングリーンの注目ポイントとしては「マスク中央にうずを巻いたようなところ」と、カメレオンの舌を模したデザインを挙げ、さらに「頭の部分にお目目がついているところがカワイイ」と、さすが女子らしく変身後の「カワイイ」ポイントを強調した。

メンバーそれぞれが"○○スター"という呼び名がある中で、一人だけ"フードマイスター"とダジャレ的ネーミングになっているカジキイエロー/スパーダ役・榊原徹士は「芯があっておいしいアルデンテな役にしていきたい」と、なんでも料理に例えて話すスパーダのキャラを生かしてコメント。「LINEで母に報告したら、絵文字でたくさんのハートが返ってきた。天然な母でよかった」と、出演決定を喜んでくれた母親に改めて感謝の気持ちを伝えた。

榊原はヒューマンタイプメンバーの最年長ということもあり、落ち着いた雰囲気で仲間を見守る様子を見せた。好きだった戦隊は岸と同じく『忍者戦隊カクレンジャー』で、新聞紙を丸めて作った刀を持って兄弟同士で遊んだ思い出を話していた。

カジキイエローの注目ポイントについては「みんなは平面のマスクですけれど、カジキイエローは中央が前面にトンガっている。どういう戦い方をするのか、そこにも個性が出ていますので、観ていただきたい」と、歴代「スーパー戦隊」の中でも異彩を放ちまくる立体的デザインのヒーローに意欲を燃やした。

ステージには、5人と同じくキュウレンジャーのメンバーとなる4人のキャラクターも登場。野性的なスピードと攻撃力が持ち味の獣人戦士"ビーストスター"オオカミブルー/ガル(声:中井和哉)、「ゴイスー!ゴイスー!」を連呼するチャラい機械生命体"トリックスター"テンビンゴールド/バランス(声:小野友樹)、明朗快活な戦闘型ロボット"リングスター"オウシブラック/チャンプ(声:大塚明夫)、まじめだが妄想癖のあるアンドロイド"スピードスター"ワシピンク/ラプター283(声:M・A・O)。彼ら9人がどのように関わり合い、力を合わせて悪に挑んでいくのか、その活躍が期待される。

司令官ショウ・ロンポーの声を演じる神谷浩史は、自身が演じる"分身"とステージ上で初めて顔を合わせ、興奮気味に「君の声を担当することになったよ!」と熱い握手を交わしたあと、「僕は特撮ヒーローが好きなので、作品に関わるのは大きな"夢"。関わるにあたっては、自分がやれることを精一杯やっていこうと思います」と、愛する特撮作品に参加できたことへの喜びが隠し切れない模様。

透明感と爽やかさを持ち味に、アニメ作品でさまざまなキャラクターボイスを務めて人気の高い神谷だが、特撮作品でキャラクターの声を1年間にわたってレギュラーで務めるのは本作が初とのこと。これについては「原作のないオリジナル作品、しかも1年間のレギュラーでしょう。これから先どうなるかまったくわからない、途中でいなくなったりするかもしれない状態ですから、キャラクターを活躍させてもらえるよう気合を入れて頑張らないといけないと思っています!」と静かな闘志を燃やしながらコメント。

竜をモチーフにしたいかついショウ・ロンポーの声を演じることについては「今まで『スーパー戦隊』の司令官を演じた方たちはみんな、ものすごくカッコよく貫禄のある声でした。そんな中で、今回どうして僕をキャスティングしたのか尋ねたところ、このキャラクターは"いいかげんな人"なんですと答えが返ってきました(笑)」と苦笑まじりに語り、威厳がありそうな見た目に反して、キュウレンジャーがピンチのときにも関係ないことを考えているなど「度を超えてテキトー」な司令官をどうやって演じようか、意欲を燃やしていた。

ちなみに歴代「戦隊」司令官の中で、神谷がもっとも尊敬するキャラクターは『特捜戦隊デカレンジャー』(2004年)の宇宙警察地球署署長「ドギー・クルーガー(声を演じるのは、神谷と同じ事務所の声優・稲田徹)」とのこと。神谷は続けて「いつか、ショウ・ロンポーがドギーと横並びで画面に立ちたいと思っています!」とコメントし、宇宙戦隊と宇宙警察とのコラボを熱望する場面も見られた。

会見のまとめとしてマイクを持った岐洲は「『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、今までのスーパー戦隊とまったく違う風に出来ていて、レギュラー(戦隊)メンバーが9人、そしてショウ・ロンポーという布陣でスタートします。どれだけ考えても、想像を超えた展開が待っていると思いますので、ぜひ楽しみにしてください」とコメントしたのち、ラッキーの決めゼリフ「よっしゃラッキーッ!!」でさわやかに締めくくった。宇宙一の強運を持つと言われるラッキーだけに、新番組『宇宙戦隊キュウレンジャー』を大ヒットに導いてくれるに違いない。

なお、玩具公式サイト「スーパー戦隊おもちゃウェブ」では放送開始を記念し、抽選で9名に「変身コントローラー DXセイザブラスター」が当たる「バトンタッチキャンペーン」を実施している。キャンペーンの応募期間は2月3日12時まで。

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(秋田英夫)