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ほとんどが教師の能力が問われて優劣がついたり、労働時間が増えたりする内容だ。高給取りで休みも多い地方公務員教師たちが反発するのは自然な流れだろうが、教育現場を政治に利用するのはいかがなものか。当然、大阪の教師全員がそうだったわけではないだろうが…。
もちろん、反対派が勝利した要因はそれだけではない。
「今回、自民党、民主党に共産党が相乗りするという異例の事態が起こったわけですが、これが痛かった…。共産党はボランティア運動員の動員力がハンパじゃないから。
いつもなら、いくら共産党の運動員が騒いだって大した影響はなかったでしょう。しかし今回は、運動員たちが共産党の旗を持ったりジャンパーを着たりしなかった。だから自民党や民主党の運動員たちとも見分けがつかなかった。これは本当に痛かった…」(維新の大阪市議)
前述のように、住民投票の勝敗差は得票率にしてわずか0.8%。共産党が自民党などと共闘していなければ、結果は逆だったはずだが…。
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(取材・文/菅沼 慶)
■週刊プレイボーイ23号(5月25日発売)「党の東西分裂と橋下復活へのシナリオ『都構想』敗北に内心で手をたたいた維新の連中」より