以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20220610-living-skin-finger/より取得しました。



東京大学大学院の研究チームが、「生きた皮膚を持つ指型ロボット」を開発しました。人の皮膚細胞から作成された培養皮膚を被覆素材としたロボットは、傷ができても修復できるとのことです。

Living skin on a robot: Matter
https://www.cell.com/matter/fulltext/S2590-2385(22)00239-9

世界初!生きた皮膚で覆われたロボット | 東京大学
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0114_00019.html

Scientists Have Developed 'Living' Skin For Robots, And It's Quite Something
https://www.sciencealert.com/scientists-have-made-this-creepy-as-heck-living-skin-for-robots

以下のムービーを再生すると、今回開発された生きた皮膚を持つロボットが動く様子を見ることができます。

Robotic finger with living human skin - YouTube


ロボットは、人の指のような3つの関節を持っています。指を伸ばした状態から……


ぐいっと曲げることが可能。皮膚はシリコンなどでできた素材よりも柔らかいですが、破れたりはしません。


ズームすると、肌の質感がよく分かります。


東京大学大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授らの研究チームは、論文の中で「皮膚に相当する柔らかくて壊れやすい組織を、傷つけることなく切断・接着・縫合することは困難です」と指摘しています。

そこで研究チームは、指のように立体的な形に皮膚を貼り付けるのではなく「真皮細胞を含んだコラーゲン溶液を培養すると収縮し培養真皮組織を形成する性質」を利用して指型ロボットをぴったり覆える皮膚組織を作製しました。


こうして作られたロボットの皮膚は、はっ水性を持っており水をはじくことができます。


また、穴が開いてしまっても……


コラーゲンシートをあてて修復できます。


この生きた皮膚は、水分や栄養分を補給する仕組みを持っていないので、まだ培養液の外では長持ちしません。研究チームは、「水分を供給する血管や発汗線の導入は、今後の研究の重要な方向性です」と論文に記しています。また、将来的には神経を組み込んで、保護とセンサーの役割を兼ねるような素材を作ることも考えられるそうです。




以上の内容はhttps://gigazine.net/news/20220610-living-skin-finger/より取得しました。
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