以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20220325-charge-robotics-solar-farm-robot/より取得しました。



太陽光で大規模な発電量を得るには、大量のソーラーパネルを広大な場所に設置する必要があります。しかし、重量のある大型のソーラーパネルを大量に運搬して設置するにはかなりの労働力を要するため、コストがかさみます。ロボット開発企業・Charge Roboticsの共同創設者がソーシャルニュースサイトのHacker Newsで、このソーラーパネル設置を自動化する取り組みについて説明しています。

Launch HN: Charge Robotics (YC S21) - Robots that build solar farms | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=30780455

Charge Roboticsの開発するロボットは以下で見ることができます。

Charge Robotics Staging Demo Uncut - YouTube


積み上げられたソーラーパネルを運ぶ重機型の配送車。操縦席には誰も乗っていません。


操縦席の横には、ノートPCでシステムのチェックをする作業員の姿がありました。配送車には2基のカメラが両目のように並んで付いており、自己位置推定と環境地図作成、物体検出を行っているとのこと。


ソーラーパネルは、地面へ垂直に立てられた柱の間に置かれました。この置かれたソーラーパネルを、また別のロボットがフレームに固定していきます。


ソーラーパネルを運んでいた自動運転ロボットの全体像は以下のムービーで見ることができます。

Charge 2 Pallet Slide - YouTube


ロボットの見た目はこんな感じ。アームの先端にはフォークリフトの爪のようなものがついています。


トラックの奥に積み込まれた荷物を引き出して……


まずはトラックの荷台の手前側へ、慎重に運びます。


続いて2つある荷物のうち、片方を持ち上げて……


丁寧にそっと地面へ降ろします。


Charge Roboticsは「作業員が手作業で何千ものソーラーパネルを取り付けるという、肉体的に過酷で非効率なプロセスを目の当たりにして、私たちは太陽光発電の建設にもっといい方法があるはずだと考え、自動化を進めることが将来進むべき道だと気づきました」「ソーラーパネルの建設は半構造化された環境、すなわち平坦な土場で作業するので、特殊なケースは極めて少なく、自動運転車の『宿題版』だと考えています。現在の人力による施工ではソーラーパネル設置時に壊れてしまう割合は0.1%~0.5%程度で、ロボットはこの数値を下回らなければなりませんが、自動運転車業界の厳しい要求性能と比較すると、目標にしやすいハードルといえます」と述べています。

なお、広大な平地が多いアメリカと異なり、山地の面積が75%を占める日本で大規模な太陽光発電を行うためには、都会の住宅や商業施設の屋上よりも、地方の山間部を切り開いてソーラーパネルを設置する方が効率的。そのため、日本のソーラーパネルは山肌の斜面に設置されていることがよくあるので、Charge Roboticsのようなロボットを日本で導入するのはアメリカよりもハードルが高いかもしれません。




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