以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20220201-new-york-times-acquired-wordle/より取得しました。



アルファベットを入力しながらヒントを基に5文字の英単語を推測していくブラウザゲーム「Wordle」が、アメリカの日刊紙・ニューヨーク・タイムズを発行するニューヨーク・タイムズ・カンパニーに買収されたことを、Wordleの開発者であるJosh Wardle氏が発表しました。

An update on Wordle pic.twitter.com/TmHd0AIRLX

— Josh Wardle (@powerlanguish) January 31, 2022


Wordle Is Joining The New York Times Games | The New York Times Company
https://www.nytco.com/press/wordle-new-york-times-games/

開発者のWardle氏は2022年1月にニューヨーク・タイムズからインタビューを受けており、その中でWordleの開発経緯について語っています。それによると、もともとオンライン掲示板サイトのRedditでソフトウェアエンジニアをつとめていたWardle氏は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で浮いてしまった時間に、2013年頃に浮かんでいたアイデアを基にWordleを開発したそうです。

Wordleが2021年10月頃に公開された時は限られた人しかプレイしていなかったそうですが、結果をTwitterで共有する機能を2021年12月中旬に搭載したところ、みるみるうちにWordleのプレイヤーが増えていったとWardle氏は述べています。

Dear Wordle, please remember we’re still dealing with a pandemic. Try to be gentle????

Wordle 219 5/6

⬛⬛⬛⬛⬛
⬛⬛⬛⬛????
⬛????????⬛⬛
⬛⬛????????⬛
????????????????????

— Trevor Noah (@Trevornoah) January 24, 2022


その後、Wordleは登場からわずか2カ月でプレイヤー数が30万人に達するほどの人気となりました。あまりの過熱ぶりにコピーアプリが大量にApp Storeに登場するほどで、Appleがこれらを一掃したことも報じられました。

人気単語当てゲーム「Wordle」のコピーアプリがAppleのApp Storeに山ほどあふれていると報じられた直後に一斉消滅 - GIGAZINE


Wardle氏によれば、「Wordleは、ニューヨーク・タイムズに買収された後も新規および既存のプレイヤーにしばらくは無料で提供され、ゲーム内容に変更はありません」とのこと。買収後もこれまでのプレイデータは維持されるとのことですが、なにかしらの登録要件あるいはペイウォールが設定される可能性はあります。ニューヨーク・タイムズは詳しい買収額を公表していませんが、アメリカドルにして「7桁台前半」、つまり日本円にして数億円規模で買収したと述べています。

ニューヨーク・タイムズ・カンパニーは「1942年以来さまざまなパズルゲームを提供してきたニューヨーク・タイムズが、より多くの人にパズルを楽しんでもらいたいと考えた結果、この不安な時代に刺激的で社会現象となったワードゲームであるWordleの買収を発表できることをうれしく思います。ニューヨーク・タイムズは、世界を理解したいと考えるすべての英語圏の人々にとって必要不可欠な購読物となることを目指しています」と述べています。

Wardle氏は「オンラインでただ楽しいだけのものが存在するのはありがたいことだと思っています。皆さんの個人情報や目玉を使って何か怪しいことをしようとしているわけではありません。ただ楽しいだけのゲームなのです」とコメントしました。




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