以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20211115-cognitive-control-enhances-hippocampal/より取得しました。



勉強中についスマートフォンをいじってしまうなど、周囲に余計な物があるせいで勉強がはかどらない経験をしたことがある人は多いはず。このような気晴らしとなるものを無視して学習を続けると、認知能力が向上し、脳機能が改善することがマウスによる実験で明らかになりました。

Cognitive control persistently enhances hippocampal information processing | Nature
http://dx.doi.org/10.1038/s41586-021-04070-5


How do we learn to learn? New research offers an education: Study on mice reveals importance of ignoring distraction while learning -- ScienceDaily
https://www.sciencedaily.com/releases/2021/11/211110131631.htm

「教育者なら誰でも知っているように、学校で覚えた情報を思い出すだけでは『学んだ』とは言えません。情報の脳への出し入れだけでなく、情報を実際に使うことで、適応性や注意力、知性が向上します」と、ニューヨーク大学の神経科学教授であり、研究の筆頭著者であるアンドレ・フェントン氏は述べています。

学習のプロセスを理解するためにフェントン氏らはマウスを使った実験を実施。決まった位置に立つと軽い衝撃を与える回転台の上にマウスをのせ、マウスに衝撃が来る位置を学習させ、その位置を視覚的な情報を手がかりに避けさせるようにトレーニングしました。衝撃を避けることにより、マウスは台上に置かれた注意をそらすオブジェクトを無視せざるを得ない状況に置かれました。


その結果、避けることを学習せずに注意をそらすオブジェクトに惹(ひ)かれた対照群に比べ、実験群のマウスは新しい認知タスクをより効率的にこなしたとのこと。また、脳の神経活動を分析したところ、トレーニングが神経回路機能を持続的に変化させていたほか、トレーニング中のマウスは余計な情報を排除し、より集中力と持続力を向上させているということも分かっています。

フェントン氏らは「このプロセスをより深く理解することで、学習を強化し、不安、統合失調症、その他の精神機能障害に対する正確な認知行動療法を設計する新しい方法を示すことができます」と述べています。




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