以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20210416-tyrannosaurus-rex-2-5-billion/より取得しました。



ティラノサウルスは、約6800万年前から約6600万年前までの中生代白亜紀末期に、北アメリカ大陸を中心に生息していた大型肉食恐竜です。このティラノサウルスの約240万年間における総生息が25億頭以上になるという研究結果を、カリフォルニア大学古生物学博物館の研究チームが報告しています。

Absolute abundance and preservation rate of Tyrannosaurus rex | Science
https://science.sciencemag.org/content/372/6539/284


Two and a half billion T. rex dinosaurs once lived, study finds - Axios
https://www.axios.com/t-rex-billion-dinosaur-population-estimates-study-bbee965b-268c-4afc-9dc7-f9f9901ab080.html


New Tyrannosaurus rex study shows 20k lived at any one time, or 2.5 billion in total
https://www.psychnewsdaily.com/new-tyrannosaurus-rex-study-shows-20k-lived-at-any-one-time-or-2-5-billion-in-total/


恐竜の化石は数が限られており、種の個体数を推定するのに十分なほど発見されていません。そこで、研究チームは「体のサイズが大きい種ほど個体群密度が低くなる」という「ダムスの法則」に基づき、ティラノサウルスの生息数を予測しました。

研究チームによれば、ティラノサウルスの平均体重は約5200kgだったとのこと。この値をダムスの法則に適用し、ティラノサウルスの個体群密度は「40平方マイル(約103.6平方km)につき1頭」と算出されました。この個体群密度は、東京23区の広さにおよそ6頭のティラノサウルスが生息していることを意味しています。


そして、ティラノサウルスの生息地の推定面積にこの個体数面積をかけることで、ティラノサウルスが1世代で最大2万頭生息していたと概算されました。さらに、ティラノサウルスの寿命から、240万年の間にティラノサウルスがおよそ12万7000世代続いたと考えるため、これまで地球上にはのべ25億頭以上のティラノサウルスが生息していた計算になります。

ただし、論文著者でありカリフォルニア大学古生物学博物館の主任研究員であるチャールズ・マーシャル氏は「体重と個体群密度の関係の精度は不確実で、分析の精度は高くありません」と述べています。マーシャル氏によれば、ティラノサウルスの総生息数が25億頭というのはあくまでも概算であり、実際は最小で1億4000万頭、最大で420億頭という範囲に収まるとのこと。

それでも研究チームは、今回のティラノサウルスの総生息数を算出する方法が絶滅した個体群を推定するためのフレームワークになり、化石発掘で見逃された可能性のある種の数を概算することも可能になると期待しています。


マーシャル氏は「今回の研究結果から、短命でごく一部の地域にしか生息していなかった種の数を推定することも可能になります。私たちの開発した推定法は、私たちが知らないことを定量化するための方法になるかもしれません」と語りました。




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