以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20201027-nasa-confirms-water-molecules-moon/より取得しました。


by Rob Pettengill

NASAが運用する飛行天文台「成層圏赤外線天文台(SOFIA)」が、月面の太陽光が当たる部分にも水分子が存在していることを初めて確認しました。

Molecular water detected on the sunlit Moon by SOFIA | Nature Astronomy
https://www.nature.com/articles/s41550-020-01222-x

NASA’s SOFIA Discovers Water on Sunlit Surface of Moon | NASA
https://www.nasa.gov/press-release/nasa-s-sofia-discovers-water-on-sunlit-surface-of-moon/

Water On The Moon: NASA Confirms Water Molecules On Our Neighbor's Sunny Surface : NPR
https://www.npr.org/2020/10/26/927869069/water-on-the-moon-nasa-confirms-water-molecules-on-our-neighbors-sunny-surface

Scientists Just Reported The First Unambiguous Detection of Water on The Moon
https://www.sciencealert.com/we-have-the-first-unambiguous-detection-of-water-on-the-moon

NASAは高度4万5000フィート(約13.7km)の成層圏を飛行しながら直径106インチ(約2.7メートル)の望遠鏡で月面を観測する飛行天文台「SOFIA」の赤外線カメラを使って、月の南半球側(地球から見える側)にあるクラビウスクレーターに水分子特有の波長を検出しました。これまでにも無人探査機「エルクロス」によって、月面のクレーター内の光の当たらない部分には氷が存在することが確認されてきましたが、「太陽光が当たる部分」において水の存在を確認したのは初めてです。


NASAによると、検出された水は月の土壌1立方メートルあたり350ミリリットルほどで、その総量はサハラ砂漠全体に存在する水の100分の1程度。大気のない月では太陽光があたると水は蒸発して宇宙空間に失われてしまうため、今回検出された「太陽光が当たる部分の水」には何らかのメカニズムが働いていると考えられますが、NASAは「現段階では原因不明」として、水は「隕石の衝突によって生じた土中の天然ガラスのような鉱物内に閉じ込められている」「土の粒の間に挟まっている」という可能性を述べるにとどめています。

生命にとって重要な要素である「水」は宇宙空間では貴重であるため、多くの惑星探査プロジェクトで生命の兆候の1つとして水の存在が調査されています。NASAの有人探査・ミッション運用本部の主任科学者であるジェイコブ・ブリーチャー氏は「水は科学的な目的のためにも、月面探査者が使用するためにも、貴重な資源です。月に存在する水を利用できれば、地球から持ち込む水の量を減らして、新たな科学的発見を可能にする調査機器をより多く持ち込むことが可能となります」とコメントしています。


NASAは2022年に月面の水の位置を測定する無人探査車「Viper」を打ち上げ、2024年までには人類を再び月面に送り込む「アルテミス計画」を実行する予定です。

人類を再び月面に送る「アルテミス計画」の詳細をNASAがムービーで解説 - GIGAZINE




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