Googleが2020年9月30日に、無料で使用できる写真とムービーのストレージサービス「Googleフォト」に、機械学習で写真を自動的に編集できる「Suggestions(提案)」機能や、光源の位置を任意に変更可能な「Portrait Light」を追加することを発表しました。
A new, more helpful editor in Google Photos
https://blog.google/products/photos/new-helpful-editor/
以下が、今回の発表により新しく追加された「提案」タブです。
「提案」では、1タップで機械学習が自動的に写真を修正してくれる機能を使用可能。例えば、「Color Pop」をタップすると、背景だけをモノクロにして被写体となった人を鮮明に浮き上がらせることができます。Googleは今後数カ月以内に、GoogleのPixelシリーズにさらに多くの種類の「提案」機能を追加する予定としています。
また、編集機能のユーザーインターフェース(UI)も拡張され、明るさやコントラスト、彩度などをより直観的に編集することができるようになりました。例えば、「Adjust(調整)」から「Blur(ぼかし)」を選ぶと……
以下のようなスライダーが表示され、背景のぼけ具合を直観的に変化させることができます。
Googleは同時に、5G対応版Pixel 4aとPixel 5で使用可能な新機能である「Portrait Light」を発表しました。Googleフォトのポートレートから「Portrait Light」を使用すると、こんな感じに光源を示す円が表示されます。
この円をドラッグして画面の右側に移動させると、人物の向かって右側に光源があるかのように陰影や肌の輝きが変化しました。
光源を人物の向かって左側に移動させるとこんな感じ。5G対応版Pixel 4aとPixel 5に実装された「Portrait Light」は、近日中に他のPixelシリーズにもリリースされる予定とのことです。