以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20200919-strength-training-important-as-cardio/より取得しました。



「定期的な運動は健康の源である」などとして運動が一般的に奨励されていますが、こうした文脈における「運動」は、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を指す場合がほとんどです。しかし実際は、健康に過ごすためには「筋トレ」も有酸素運動と同じくらい重要だと、オーストラリアのサザンクイーンズランド大学の研究者が解説しています。

Muscle-strengthening Exercise Epidemiology: a New Frontier in Chronic Disease Prevention | Sports Medicine - Open | Full Text
https://sportsmedicine-open.springeropen.com/articles/10.1186/s40798-020-00271-w

Lift your game: the undervalued role of strength training in chronic disease prevention - University of Southern Queensland
https://www.usq.edu.au/news/2020/08/jason-bennie-lift

Strength training is as important as cardio - and you can do it from home during COVID-19
https://theconversation.com/strength-training-is-as-important-as-cardio-and-you-can-do-it-from-home-during-covid-19-144668

「筋トレも健康に重要」と主張するのは、サザンクイーンズランド大学のジェイソン・ベニー氏ら運動生理学者3名。ベニー氏らによると、筋トレに関する科学的な研究は30年以上も盛んに行われており、筋トレは筋肉量や筋肉強度、骨密度を増加させる効果があるだけでなく、血流から糖や脂肪を取り除く体機能を改善し、うつ病や不安を軽減する効果まであると立証されているとのこと。

しかし、2011年から2017年にかけてアメリカで行われたアンケート調査によると、回答者160万人のうち「有酸素運動をしない」と回答した割合は32.2%でしたが、「筋トレをしない」と回答した割合は57.2%と、有酸素運動をしない人に比べて筋トレをしない人は25%も多く、「半数以上は筋トレをしない」という結果が得られています。


そんな筋トレについて、ベニー氏らは大規模調査のデータをメタアナリシス分析し、筋トレに「糖尿病、心血管疾患、肥満などの慢性疾患のリスクを低下させる効果」があることを新たに発見しました。計37万256人の被験者が参加した11件の縦断的調査を分析したところ、運動を全くしない被験者に比べ、筋トレを行っていた被験者は全ての原因の死亡率が21%も低かったとのこと。なお、死亡リスクを低下させる効果が上昇するのは週1~2回の筋トレまでで、これ以上頻度を高めても効果は上がらないとのこと。

また、筋トレが死亡リスクを低下させる効果について、ベニー氏らは「年齢・性別・教育レベル・収入・ボディマス指数・うつ病・高血圧などの要因を考慮に入れても、明白な効果があったことに変化はなかった」と特記しており、筋トレは万人に効果があるとしています。


ベニー氏らによると、有酸素運動に比べて筋トレは認知機能や身体機能の低下などの加齢性疾患に対して特に影響が大きく、高齢者にオススメとのこと。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行している中、腕立て伏せやスクワットなどの自重トレーニングは自宅で行えるとベニー氏らは推奨しています。




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