以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20200319-google-chrome-os-paused-coronavirus/より取得しました。


by Tati Tata

Googleが「ブラウザのGoogle ChromeとChrome OSの更新を一時停止する」と発表しました。過去数年間にわたり、約6週間に1度のペースでフルアップデートがリリースされてきたChromeのアップデートが滞る背景には、新型コロナウイルスへの対応の影響があると指摘されています。

Chrome Releases: Upcoming Chrome and Chrome OS releases
https://chromereleases.googleblog.com/2020/03/upcoming-chrome-and-chrome-os-releases.html

Google halts upcoming releases of Chrome and Chrome OS - The Verge
https://www.theverge.com/2020/3/18/21185471/google-pausing-chrome-os-releases-coronavirus-work-schedules

Google hits pause on Chrome and Chrome OS releases | TechCrunch
https://techcrunch.com/2020/03/18/google-hits-pause-on-chrome-and-chrome-os-releases/

Google halts upcoming Chrome and Chrome OS releases
https://chromeunboxed.com/chrome-chromebook-updates-paused-80/


Chrome開発チームの公式TwitterアカウントであるChrome Developersは2020年3月19日に「作業スケジュールの変更に伴い、今後予定されていたChromeとChrome OSのリリースを一時停止しています。私たちの今の目標は、ChromeやChrome OSを必要としている人のために、それらの安定性と安全と信頼性を確保することです。また、Chrome 80のセキュリティに関する更新プログラムは優先して開発しています。ご安心ください」と投稿しました。

Due to adjusted work schedules, we’re pausing upcoming Chrome & Chrome OS releases. Our goal is to ensure they continue to be stable, secure, & reliable for anyone who depends on them. We’ll prioritize updates related to security, which will be included in Chrome 80. Stay tuned.

— Chrome Developers (@ChromiumDev)


GoogleはChromeやChrome OSの更新スケジュールが変更された理由を明らかにしていませんが、IT系ニュースサイトThe Vergeは「新型コロナウイルスのパンデミックへの対応として、多くの人が在宅勤務をしている中、Googleは重要なソフトウェアを可能な限り円滑に開発していくために、ChromeとChrome OSに新機能を追加することを一時停止することを決定しました」と報じて、新型コロナウイルス対策が原因であるとの見方を示しました。


Googleは3月10日から北米で働く全ての従業員に在宅勤務を呼びかけており、職務上やむを得ない場合を除き、4月10日までの間全てのオフィスの従業員が原則として在宅勤務に切り替えています。

新型コロナウイルス対策でGoogleが北米の全従業員に在宅勤務を要請 - GIGAZINE


The Vergeは「今回の発表は、GoogleがChromeの安定性や新機能と開発チームの分散を両立させることが難しい点を認めているということを意味します。このストレスの多い時期に、ChromebookのユーザーやChromeで仕事をしている人が、予想外のバグに悩まされるリスクを回避するというのは理にかなっており、安定性を優先するというのは賢い選択です」と述べて、過去数年間にわたる慣習を変えたGoogleの決断を評価しました。

一方、全てのGoogleの従業員が在宅勤務をしていることの影響の大きさが、改めて浮き彫りなっているとの声も挙がっています。IT系ニュースサイトTechCrunchは、「GoogleはすでにAndroidアプリの審査が1週間以上遅れる見通しを発表しているほか、YouTubeでのポリシー違反の審査もAIを中心としたものに切り替わっています」と述べて、Googleのさまざまなサービスに影響が出ていることを指摘しました。

新型コロナウイルスのYouTubeへの影響は以下の記事を読むと良く分かります。

新型コロナウイルスの影響でYouTubeでは間違って「ポリシー違反」と判断される動画が増える可能性がある - GIGAZINE


また、Chromeに特化したニュースサイトChrome Unboxedは「ChromeやChrome OSのリリースの一時停止は大きな驚きではありません」としながらも、「LenovoのChrome OS搭載タブレットIdeaPad Duet Chromebookは、Chrome OSの大きな更新と同時にリリースされると期待されています。今回のChrome OSの一時停止が、IdeaPad Duet Chromebookや、Samsung Galaxy Chromebookの新製品のリリースを遅らせる可能性はあるでしょうか?」と述べて、Chrome OS搭載デバイスの発売に遅延が生じる可能性を示唆しました。Chrome Unboxedによると、ASUSは既に当初3月発売とされていたASUS Chromebook Flip C436の詳細に関する公式発表を見合わせている可能性があるとのことです。

Googleは、ChromeとChrome OSの今後の予定は公式ブログで発表していくとしています。




以上の内容はhttps://gigazine.net/news/20200319-google-chrome-os-paused-coronavirus/より取得しました。
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