以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20200221-apple-loosening-restrictions-on-rival/より取得しました。



自社製品に不当な優位性を持たせているという批判を受け、AppleがSafari・ミュージック・メールといった「iOSのデフォルトアプリ」を変更できるように検討していると報じられました。

Apple Weighs Loosening Restrictions on Rival IPhone, Music Apps - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-02-20/apple-weighs-loosening-restrictions-on-rival-iphone-music-apps


Appleは2008年にApp Storeを開始して以来、ユーザーに「デフォルトアプリ」を変更することを許可してはいません。例えばiOSのデフォルトブラウザであるSafari以外にも、Google ChromeやFirefoxなどをiOSデバイスにインストールすることは可能ですが、Webリンクをクリックすると「Safariで自動的に開く」という設定になっています。同様に、メールアドレスのリンクをクリックすると、「メール」アプリが起動します。

by Jeremy Vandel

Appleが検討を行っているのは、自動的に起動するデフォルトアプリを変更可能にするという設定です。Bloombergによると、テクノロジー業界における独占禁止法違反に目を向けている議員からの懸念が高まっており、2019年にはアメリカ下院反トラスト委員会の公聴会で、iPhoneユーザーがウェブブラウザ・地図アプリ・メールアプリ・音楽アプリなどでApple以外のアプリをデフォルトに選べないことを指摘した議員もいたとのこと。このような状況が、Appleの方針転換を促しているとBloombergは述べました。

Appleの本社社員からもたらされた情報によると、音楽ストリーミングサービスとしてApple Musicと競合しているSpotifyなどのサードパーティー製の音楽アプリもデフォルトに設定できるように検討されているそうです。Spotifyは以前から独占禁止法違反のかどでAppleをたびたび訴えており、その訴えの1つは「Siriのデフォルトの音楽プレイヤーとして設定できない」というものでした。

Spotifyが「Appleの高すぎる手数料は公正な競争を妨げる」と独占禁止法違反を欧州委員会に訴える - GIGAZINE


スマートフォン自体の需要の伸びは鈍化しつつあり、音楽・ムービー・クラウドストレージ・サブスクリプションからの売上がAppleの収益で大きなシェアを占めつつあるため、「iOSのデフォルトアプリ」の地位は計り知れないほどの価値を持っています。加えて、iPhoneシリーズは世界で最も売れているスマートフォンであることもこの価値を高めています。

以上のようなデフォルトアプリ設定の可否はApple社内で議論されている段階で、最終決定に至ってはいないとのこと。仮にAppleがデフォルトアプリを変更すると決定した場合、2020年下半期に登場すると予測されているiOS 14で実装される可能性があるとBloombergは報じています。




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