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by stokkete

過去の研究により「Facebookを使えば使うほど人生に満足できなくなる」ことや、「SNS上で自他を比較する人はうつ症状であることが多い」ということが分かっており、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアの使い過ぎは若者の精神に悪影響を与えることが示唆されています。そんな中、Facebookにハマっている若者を対象とした実験により、「Facebookをやめるだけでうつの症状が劇的に改善する」ということが新たに判明しました。

The Economic Effects of Facebook by Roberto Mosquera, Mofioluwasademi (Moffii) Odunowo, Trent McNamara, Xiongfei Guo, Ragan Petrie :: SSRN
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3312462

エクアドルのアメリカ大学で経済学を研究しているロベルト・モスケラ助教授は、テキサスA&M大学の学生であるMofioluwasademi Odunowo氏らと協力して、1日に平均して1.9時間Facebookを使用するというアメリカ人大学生1769人を対象とした実験を行いました。この1.9時間という時間は、アメリカの平均的な成人のFacebook利用時間である1日当たり38分と比べるとちょうど3倍になることから、対象者らがかなりのヘビーユーザーだということがわかります。

by Stock Catalog

実験ではまず、参加者をランダムに「そのままFacebookを使い続けるグループ」と「Facebookの利用を禁止するグループ」に分けて、1週間を過ごしてもらいました。その後、生活や幸福に関するアンケートを実施したところ、1週間Facebookを離れていたグループは「衝動買い」「食事量」「時間の無駄遣い」がかなり減ったと回答したとのこと。

また、幸福度に関するアンケートの結果では「気分が落ち込む」ことがかなり減少していることが分かりました。以下の画像はアンケート結果のグラフで、各棒グラフは左から「全体的な満足度」「人生の意義」「幸福感」「心配」「気分の落ち込み」を表していて、縦軸は心理検査でよく使われるリッカート尺度です。このうち、最初の4つは統計的に有意なほど大きな変化はありませんでしたが、一番右の「気分の落ち込み」は0.57ポイント減少しており、これはうつ病の症状が17%軽減したことに相当するものだとのこと。


以上の結果から研究チームは、「Facebookの使用とうつの症状の間には関係があることが示唆されています」と結論付けました。一方で、Facebookの使用をやめることでうつの症状が改善した理由については「Facebookを使用する時間が減ったことで運動や外での活動が増加し、その結果うつ症状が改善したのか、Facebookそのものに原因があるのかは不明」と述べて、うつとの関連性がFacebook特有のものなのか、SNSに時間を取られていることが原因なのかについては、さらなる研究が必要だとしています。




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