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by BwDraco

プリンターメーカーのエプソンが、サードパーティーによる格安のインクカートリッジを使えないようにするために、セキュリティのアップグレードと称して実質的なダウングレードを行っていたことが判明しました。調査を行った電子フロンティア財団はセキュリティアップグレードを装ったダウングレードを強く批判しています。

EFF To Texas AG: Epson Tricked Its Customers With a Dangerous Fake Update | Electronic Frontier Foundation
https://www.eff.org/deeplinks/2018/10/eff-texas-ag-epson-tricked-its-customers-dangerous-fake-update


PC内のデータを紙などに出力できるプリンターは、今や現代人の生活になくてはならないアイテムのひとつとなっています。インクジェットタイプのプリンター本体の価格は比較的入手しやすいものとなっていますが、印刷に必要なインクカートリッジはメーカー専売で、価格も少しずつ高騰していることが問題となっています。実際に、アメリカのニュージャージー州では、カートリッジの製造業者に1000ページ分の印刷にかかる平均費用をパッケージに明記するような法案が提出されているとのこと。

インクカートリッジの価格高騰によって、サードパーティーによる互換インクカートリッジが発売され、市場に広く出回っています。プリンターのメーカーは、互換インクカートリッジのメーカーの訴訟に踏み切ったり、インクカートリッジにICチップを載せたり、インクカートリッジの形式を細かくモデルチェンジしたりして、互換インクカートリッジを排除しようと努めていました。

by Raymond

エプソンは2016年後半から2017年初めに、プリンターのファームウェアを更新しました。これらのアップデートはプリンタのセキュリティの改善を行うものとされていましたが、電子フロンティア財団が調査したところによると、アップデートの中身は「エプソンが専売するインクカートリッジのみに対応するようなダウングレード」だったとのこと。電子フロンティア財団は「今回のエプソンのやり方は、ソフトウェア更新プログラムの信頼性を損なうような危険なものです」と、エプソンのやり方を強く批判しています。

なお、プリンターメーカーがこっそりと互換インクカートリッジを排除しようとするのはこれが初めてではありません。

HPは2016年に、安価な互換インクカートリッジの使用をブロックするためだけに「セキュリティアップデート」を行いました。このセキュリティアップデートを適用されたプリンターは、互換インクカートリッジを認識せず、エラーメッセージを表示して印刷ができなくなってしまいました。HPは公式ブログで「サードパーティー製の互換インクカートリッジの使用にはセキュリティリスクが伴う」と説明し、ユーザーに理解を求めています。

by DMahalko

電子フロンティア財団は「エプソンとHPが欺まん的で不正な手段によって利益を追求しているのは間違いありませんが、サイバーセキュリティを積極的に悪用していることはさらにたちが悪く、エプソン・HPの不正行為は十分懸念すべき事項です」とコメントしています。




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