Apple Watch向けのOS「watchOS」の最新バージョンとなる「watchOS 5」がWWDC 2018の中で発表されました。Apple Watch同士でトランシーバーのように会話できる「Walkie-Talkie」や、進化した運動量計測機能、Siriウォッチフェイスのサードパーティーアプリサポートなどが明かされています。
Apple Events - WWDC Keynote, June 2018 - Apple
https://www.apple.com/apple-events/june-2018/
続いてApple WatchおよびwatchOSについて。
スマートウォッチ市場で顧客満足度ナンバーワンを獲得しているApple Watch。
2017年の成長率は60%でした。
そんなApple Watchを支えるのが、「watchOS」です。
運動量計測のためにApple Watchを使用しているという人も多いはずですが、その運動量計測機能が大幅にアップグレードされることとなります。
運動へのモチベーションを高めるために、友人と競いながら運動を行えるようになる「Activity Competitions」
目標を達成した際のバッチを追加するなど、運動に対する意欲が向上するようさまざまな施策が盛り込まれています。
さらに、ワークアウト機能はこれまで以上にさまざまな種類の運動を正確に計測できるように進化しています。
ヨガ
ハイキングなど、人気の高いアクティビティはより正確に運動量が計測可能となります。
加えて、屋外ランニング・屋内ランニング・屋外ウォーキング・屋内ウォーキングなど、ランニングやウォーキングは屋内外による影響の変化にまでこだわって運動量を計測可能。
ランニングのペースを通知したり……
ケイデンスを測定したりと、運動量を計測するだけでなく運動時のパフォーマンスを向上するための手助けにもなりそうです。
さらに、Apple Watch間でトランシーバーのようにボイスメモを送りあって通話ができる「Walkie-Talkie」アプリが登場。
Walkie-TalkieはWi-Fiモデルおよびセルラーモデルで利用可能です。
続いて、「Siriウォッチフェイス」について。
スポーツ・地図・心拍数などの標準アプリに対応していたSiriウォッチフェイスですが……
新たにSiriショートカットに対応し……
さらにサードパーティー製アプリにも対応することとなります。
そして、新しくwatchOS 5では「WebKit」をサポートします。Apple Watchがウェブブラウザに対応するというわけではないのですが、ウェブ上のコンテンツをこれまでよりも快適に閲覧可能となります。
学生のIDカードもApple Watchで管理可能となります。
サポートする学校は以下の通り。
そしてバンドにも新種類が登場。
watchOS 5は2018年秋の登場予定です。
・つづき
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