有名人のサイン入りグッズや実際に使用したアイテムなど、通常では入手することが難しい商品がチャリティオークションに登場することがあり、想像以上の高値で競り落とされることがあります。ウルグアイで行われたチャリティオークションでは、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が使用していたiPadが登場し、定価の何十倍もの値段で競り落とされました。
Ipad del Papa Francisco / Castells / Subastas desde 1835
http://castells.com.uy/subastas/ipad-del-papa-francisco-14-abril-2015/
Papal iPad fetches $30,500 at auction in Uruguay | Reuters
ウルグアイのモンテビデオにあるオークションハウス「The Castells」で現地時間の2015年4月14日にチャリティオークションが開催され、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が使用していたAppleのiPadがオークションに出品されました。出品されたiPadの背面には「Su Santidad FRANCISCO(聖下フランシスコ)」と刻印されており、プレミアム感にあふれています。
出品されたiPadにはロジテック製のキーボードが付属。フランシスコ教皇はロジテックのキーボードをiPadと合わせて使っていたことが分かります。Appleの純正ワイヤレスキーボードではなく、あえてロジテック製を選ぶのはなかなか渋いチョイス。また、よく見るとキーボード上部にある保護シートを購入時から剥がさずに使用していたことが分かり、フランシスコ教皇の性格が垣間見えるようです。
フランシスコ教皇が使用していたという証明書付です。
フランシスコ教皇の使用済みiPadはオークションにて3万500ドル(約362万円)で落札されました。落札したのは神父のGonzalo Aemilius氏で、落札したiPadはフランシスコ教皇から「何か良いことに使って下さい」という言葉と共に直接手渡されたそうです。
Aemilius氏は落札したiPadをウルグアイにある高校に寄付。また、オークションの売上はウルグアイの学校に寄付されることになります。フランシスコ教皇は、以前にも愛用していたハーレーダビッドソンのバイクを寄付したことがあり、その時は24万1500ユーロ(約3080万円)で競り落とされました。