以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20140603-trust-ears/より取得しました。


By Colin Mutchler

五感をつかさどる器官の中で、聴覚にとって重要な働きをしているのが耳ですが、耳を通して聞こえる音は、他の五感の影響を受けることがあります。そういった聴覚に関する錯覚(錯聴)現象を集めたムービー「Can You Trust Your Ears? (Audio Illusions)」が公開されています。

Can You Trust Your Ears? (Audio Illusions) - YouTube


「耳のことを信用できますか?」


下記の画像の男性が「Bar Bar Bar」と言っているのを聞いた後に……


同じ男性が「Far Far Far」と言っているのを聞いてみます。


すると、男性は「Bar」でも「Far」でもない言葉を話しているように聞こえます。これは、マガーク効果と呼ばれる現象で、聴覚と視覚情報が相互に作用して、聞こえる声や音に影響を与えるというものです。


聞こえる音が「低から高」「高から低」のどちらに変化しているかを調べるため、多人数に全く同じ音を聞かせると、全員の答えが一致しないことがあります。


これは、三全音パラドックスという現象によって起こるもの。音名は決まっているが、音高は決まらない2つの音、例えば、音の高さがわからない「レ」と「ソ」を連続して聞くと、ある人には「低から高」、ある人には「高から低」に音が進行しているように聞こえる、というのが三全音パラドックスです。


三全音パラドックスと少し似ている現象に無限音階というものがあります。


無限音階は、例えば、「ドレミファソラシ」を2回繰り返して聞くと、1回目に聞こえる「ド」と2回目に聞こえる「ド」は同じ高さであるのに、音が高くなったように聞こえるというものです。


無限音階を利用すれば、数個の音だけで無限に音が高くなり続けるような聴覚的錯覚を生み出すことができます。


このように聴覚と知覚には相互作用から発生するさまざまな錯覚現象があります。もしかすると、自分が聞いている音が、他人には違うように聞こえている、といったことは日常的に発生しているのかもしれません。




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