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★★
幼少時に第三の目が開き、あの世のものが見えるようになってしまったアルディ。それでも大学生として普通の生活を送る日々だったがある朝父が病に倒れる。原因がわからないまま続いて末の弟も倒れ、そのまま異様な死に方をする。家族が黒魔術のターゲットになっていると考えたアルディは呪いの主が誰なのかを突き止めようとする。
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東からの呪いvsラトゥ・キドゥルの守護、とざっくりいえる設定だけど全然作り込んでないので呪いのおもちゃ箱をひっくり返したみたいな出来になってる。話は全然面白くないものの、おもちゃを拾いに行きたくなるような興味深い点はたくさんあった。
本作で中心になる呪い”Segoro Pitu”(七つの海/ジャワ語)「七つの異なる海での儀式」は実際にあるらしい。『NIGHT COMES FOR US』のマフィアの頭がそれぞれ「七つの大海」のうちのひとつという設定もsegoro pituからきているのかな? アディルと妹は呪いを解くためにその七つの海を巡っていくんだけど、各所でその海を支配しているのだろう超自然的存在が出てきて、それぞれ違う姿で表現されていて、どこからきたものなのかもっと詳しく教えてほしかった。顔見せ程度しかしないの、もったいないし物語上も意味わかんないんだよな……全然守る気がない。
映画、最初に敵の呪いは「東から」のものといっていて、敵呪術師の衣装や使う道具がジャワ文化とは明らかに違う感じなんだけど、でも肝心の呪いはSegoro Pituでジャワ文化の呪いなのがそもそもよくわからない。海の女王であるラトゥ・キドゥが主人公側に立つのもわからない。海はラトゥ・キドゥルの管轄だから呪いに利用されたことに憤ってなのか。アディルは別に王族の血でもなさそうだしな〜(ラトゥ・キドゥルはジャワ王族を夫にしている)。
多分色々見逃しているしジャワ文化はもちろん、広大なインドネシアの島々、民族の文化についての知識がないので理解できてないところが多いんだと思う。詳しい人の解説が欲しい。映画が適当に作られている可能性も結構ある気はするけど…
話だけなら★1なんだけど、文化的に気になるところがたくさんあったので★2です。。ただ、興味深さと当時に「東からの呪いvsラトゥ・キドゥルの守護」の設定はジャカルタを中心とするジャワ島文化から他の文化に対する、内側からのオリエンタリズムも感じる。