
★★
悪のドゥクンにより呪われた悪魔の子として生まれてきた少年を中心とするホラー。
迷信ある村を近代化へ、の啓蒙的、ナショナリズム強めな話運びなのと、本当に2023の映画か…?という古めの演出で映画としてはあまり面白くない。でも悪魔がポルトガルにルーツを持つという植民地の歴史を入れてくるところ、イスラム教を礼賛しつつも同時に土着の宗教が残って混じっていると示すところ、割礼の儀式にシラットの神秘的な身体を示すパフォーマンスがあるところなど、文化を垣間見られて面白かった。
悪魔、オランダや日本ではなくポルトガルルーツが珍しいなと思ったんだけど東ティモールの方の話なんだろうか。でもイスラム教だしジャワっぽかった。
村長の座を巡って争う2人それぞれに悪と善のドゥクンがついてるのも国政のカリカチュアに見えてよかったな。そして魔術でも物理でもちゃんとドゥクン対決がありました。大事。
悪のドゥクンがアディパチさんなの、キャスティング大正解だな〜Posesifで初見なのもあって怖いので…金といいつつも本当には何が欲しいのか、何を考えてるのかわからないドゥクンの空虚さを演じていた。