蔦温泉でおはようございます。朝から温泉へ。ここのお湯は本当によい…。いつまでも入っていられる。しばらく逗留したい。大町桂月が終の棲家にしたのも納得
あさごはんはバイキング形式だったんだけれど、これがですね、またたくさんとってしまうわけですよ

だって、筋子が取り放題って!そんな殺生な!鰊の切込みもうまい…

ホタテ貝焼き味噌、贅沢ですね

みそ汁も、青森のけの汁だ

とにかく蔦温泉、地元の味をいろいろそろえよう、と言うところが嬉しい。そして、青森、これは塩分過多になるわ…と思ったり。山芋も名物なので、こういうことをしちゃう

デザートも美味しかったな、笹カスタード

これはまた来てもよいお宿だ、と思ったのでした、蔦温泉。

さてここからはバスで八甲田の山を越えて青森に向かう

JRバス東北の『みずうみ号』は冬季は運休しており、なんとこの4月21日が運航再開日。電車とバスの旅としては、この日以前だったら、蔦温泉は選択肢に入らなかった。良かったですね。

バスが進むにつれて、道の両側の雪がどんどん高くなっていく

蔦温泉から乗ったおじさんはスキーを持っており、どうやら山スキーをしているらしい。途中から乗ってきたひともスキー持参で、情報交換をしていた。八甲田の山が見える

しばらく進んだバス停に車がたくさん停まっていて、スキーのひと2人もここで降りて行って

またここからスキーで山を下るのだろうか。下るだけ下ってあとはどうするのか、バスでここまで戻るのか、2人以上で行動していて、別の車があるのか…

いよいよ道の両側の雪も壁のように高くなってきて、しばらく走ると酸ヶ湯温泉に到着する

バスは休憩時間にしばらく停車するので、降りて売店を覗いたり。酸ヶ湯も一回来てみたいんだけどねー、混浴観察おじさんみたいな面倒なのがいるような話も聞くからなあ…

酸ヶ湯温泉を過ぎると、道の両側の雪はみるみる減って、三内丸山遺跡に到着。ここでバスを降りると、青森県立美術館に近いのだ。というわけで、久しぶりにやってきました

桜が咲き始めて、ようやくここには春が来ている

青森県立美術館は三内丸山遺跡付近に建てられた美術館で、建設過程で遺跡も出てきたような場所。建物自体、遺跡の中からぬっと現れた白い何か、のような佇まいで、その大きさ、存在感が際立っている

高さ5mくらいの土の壁の中にあるので、壁と建物の間に入ると圧巻



そして建物の中は、どこまでも白い



トイレもね

ここで、本日はシャガール展を見る
東京ステーションギャラリーからの巡回だけど、ステーションギャラリーにはこんなに作品入らないだろ、というボリューム。そして複雑に入り組んで天井の高いこの美術館の空間でみると、あらゆるものがとても良く見えてくる。空間の勝利
絵画、立体、ビビットな色合い、シャガールの多彩な仕事を丹念に見ながら彷徨っていくと、縦・横21m、高さ19mの大空間に抜けて、「アレコ」の背景画がどどん。「アレコ」の背景画は全4幕のうち、青森県立美術館が持っているのは3つなんだけれど、現在、残りの1点も、フィラデルフィアから長期貸し出しを受けている最中
やはりシャガール展は、日本でならば青森でやってこそ、青森で見られて良かった、という展覧会なのだった。その後、コレクション展も。入ってすぐに奈良美智の作品が並び、道を折れ曲がった先に(この美術館は、こういう空間演出がとても上手い)、あおもり犬が


青森県立美術館のシンボル。昨日の十和田もそうだけれど、美術館が活性化に寄与する、というよき例を、どちらも見せてくれている
これ以外も青森県立美術館のコレクションは、棟方志功はもちろんのこと、青森出身の作家をメインにしつつとても先進的で面白い内容で、その空間の広さもあって、見にくると満足度・充実感が高いのだった

もうよい時間だ。レストランでおひるごはん。りんごカレーに

りんごのタルト。青森はどこに行ってもりんごですね

お腹も落ち着いた。売店を覗いて、あおもり犬のソフビ貯金箱があるかな?と思ったら、青いほうだけ売っていて、白いのは売り切れだった。残念。続いて八角堂へ。下の写真右側のこれ



そして、RPGの迷宮のような道をたどった先に

あおもり犬が目の前に、ぬっと

あらわれる

あとから新聞で知ったのだけれど、あおもり犬は19日に大掃除をしたばかり

すっかりきれいになって、神々しく輝いている、あおもり犬を見ることができたのだった

はー、満足。実はブルーナ展もやっていたんだけれど、

銀座の松屋で見たから、ここではパスしておきましょう

青森県立美術館は、たっぷり5時間くらいいたけれど、それぐらい滞在して満足できる美術館だと思う

そろそろ、青い木に明かりもともる時間

バスの時間まで少しあるので、三内丸山遺跡に向かう

縄文時代に、こんな巨大な建物、構造物を作ったとか、信じられない


この月面ドームみたいなのも縄文時代に!

と言うわけはもちろんなく、巨大な構造物の土台部分が発掘された場所でした

もうバスの時間なので、遺跡をあとにして

青森駅に向かう場所を途中で降りてホテルにチェックイン。ロビーにわさおぬいぐるみストラップが売られている。ぶちゃいく

ちょっと休憩して出て、青森駅へ。トークショーを終えたばかりの星羊社のお二人と合流。お疲れで、明日もトークがあるところ、ありがとうございます。まずは駅の北側にある「A-FACTORY」へ

この施設、青森の特産品のなかなかおしゃれなお土産がたくさんあるし、中でシードルも作られていて、試飲もできる素敵施設だ


ちょっと景気づけをしてから、さて、夜の街へ繰り出そう。星羊社の『めご太郎』
この本にも掲載さている『三九鮨』を予約してもらっていた

ここのお店、白身のバリエーション、特に様々な種類のカサゴ・メバルが楽しめる刺盛も素晴らしいし

みっちり詰まった幸せな筋子・うに・とろ鯖巻に驚愕

脂の具合が絶妙な身欠ニシン、こんな美味いのははじめて

カリッとトロッと無限に食べられそうなごぼう天

どれもこれも美味い、酒に合う、そして安い…。追加で頼んだ鉄火巻とイカ梅巻も

あと、イカのワタも強烈で、お酒がいくらでも進みそうなやつだった。お酒は田酒の蔵元の喜久泉。なにげなく出てくる300ml瓶だけど、55%まで削ってある。地元ではこっちのほうが飲まれているらしい

すっかり満足して、お会計も、え、いいの?というくらいであった。ありがとうございます。んじゃ、もう一軒行きましょうか。ここをねぶたが通るんだよ、など、夜の青森の街を案内してもらいながらたどり着いた先

『バー ラ・モルテ』へ。マスターがひとりでやっているバー、なかなか忙しそうだったけれど、出てきたスイーツプレートがすごい

すべてマスターの手作りで、カヌレ、ギモーヴ、焼きメレンゲ、チョコブラウニー…フルーツはいちごにいちじく…プレートに10種類以上、いろんな美味しいものが載っていて、幸せだ