
子どもの頃は日曜日になると、父親に「自転車を掃除しろ。」とよく言われました。
確かに毎日放課後に乗ってお世話になっているし、安全点検の意味合いもあったのでしょうが、小学生の私には苦痛でホント嫌だった。いつもテキトーに掃除して誤魔化していましたが、隣で父親が兄の自転車を磨いている手つきは子どもながら感心して見ていました。(兄貴って自転車掃除していたのか?)
スポークの間もボロ布と少しの油で丁寧に吹き上げていましたし、タイヤの空気圧、ブレーキやベル、ハンドルの曲がり具合、サドルの高さなど、ほぼ自転車屋さんレベルで点検もしていました。もちろんパンク修理も。父親は小学校理科の教員でしたが、中学校の技術の教員でも良かったかもしれません。手先が器用な人でした。
父親がサビ落としでよく使っていたのが、当時販売が始まったCRC556です。独特の匂いがしますが、父親は色んなものに噴射していました。便利なスプレーだとは思いましたが、私には縁の無いものと傍観。
さて今現在の私の自転車は、ほとんど掃除もしていないのでそれなりに汚れて、錆びています。膝を痛めているのでサドルを下げようとしましたが、錆びついてびくともしません。倉庫から夫が買ったCRC556を見つけたので早速スプレー。例の匂いがたちこめましたが、何とかサドルを下げることができました。やっぱり便利!
CRC556の匂いを久しぶりに嗅いだら何だかスイッチが入っちゃって、そのあと自転車掃除をしました。父親のような磨きまではしませんでしたが、まあマシになりました。
モノは大切にしないと、ですよね?お父さん。