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優しい母親に泣けました。

 

転倒

転倒しやすいんですよね。

 1ヶ月半ぶりに会った母親は車椅子に乗せられて面会に来ました。脚の表面のかき傷が膿んでしまったそうで、パッドをあてていましたが、浮腫もあるので脚がパンパン。

 太いズボンが必要だと事前に連絡があったので、ふくらはぎの部分がファスナー開きになっているものを買って持参しました。

 

 マスクを外した顔には大きなあざが2つ。2ヶ月連続で転倒したので、その跡です。もちろんすぐに施設から連絡はいただいていて、処置もされているのですが、打ちどころが違ったら大変なことになっていたはずなので、私もあらためてヒヤリとしました。 

 ただ本人は痛がる様子もなかったので、ひとまず安心。

 

 今回は珍しく穏やかな会話ができました。

 私の服、髪の色を褒め、とても若く見える、似合っていると言い、

 私が退職したことに驚き、

 いったいいくつになったのかと聞いてくるで62歳だと言うと、のけぞるほど驚き、

 数年前に乳がんになった話にも、これまた気の毒そうな顔をして心配して、優しい言葉をかけてきました。

 母は私からの話は毎回初めて聞くような反応をするので、こちらも毎回同じ話題になってしまいます。

 

 ひ孫の写真を見せたら、かわいい、かわいいと大喜び(これも毎回のことですが)、

 私が持参した子猫のカレンダーを1枚ずつめくっては目を細めて、猫に話しかけながら、「かわいいね。プロは上手に撮るね。」を連発。

 

 あっというまに15分が終わり、名残惜しそうな母親と別れ、施設の駐車場で自分の車に乗ったら、何だかちょっと泣けてきました。

 今回は、帰りたいとだだをこねて私を困らせる母親ではなかったので拍子抜けしたのと、私を無条件で愛してくれるのはもうこの人だけなんだなあ、としみじみ実感したからかもしれません。

 

 師走はそれなりに忙しいので、もう今年はこれで会いに行くのは終わりにしようかと思いましたが、あと1回顔を出そうかな?

 でもその時はまた、いつものわがまま婆さんになっているかもしれませんけどね。(笑)

 




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