
NHKの番組で島根県の足立美術館の庭師さんたちのことを知りました。年間を通じて見事なまでのお手入れ。プロ集団が支えているから、23年連続日本一の庭として賞賛されるわけですね。
今回の旅行で、やっとその美術館へ行くことができました。お天気は晴れ、紅葉はまだ少しでしたが、入ったところからすでに、ガラスの向こうには絵葉書のような景色が広がっていました。感激した私は何枚も写真を撮って立ち止まっていましたが、今回で2度目という友達が、「まだまだこういう景色が続くよ。」と先に進むように言います。確かにその通りで、最後まで美しい庭が続きました。
庭は立ち入り禁止ですが、傍まで行って見られる場所もありました。地面には枯葉の1枚も落ちていません。どこを切り取っても一幅の絵画でしたが、ここまで完璧に整えられると、何だか本物の植物じゃないような気もしてきます。
途中、お茶室に寄りました。お菓子は「日の出前」という有名な和菓子。一見、羊羹のようにみえますが、食べるとしっとりとした味わいに驚きます。そのあとに出た薄茶は純金の釜で沸かしたお湯で点てているそうですが、サッパリとしていてこちらも美味しかったです。
私は床の間を背にして座っていましたが、掛け軸は不昧公(ふまいこう)、戸棚の絵は横山大観だったと、後で友人に教えられ、こちらにも驚きました。すごいお部屋だったんですね。
お庭の苔も素晴らしく、人間が足を踏み入れることを拒絶しているような神々しさです。傍まで行っておもわず写真を撮りました。
友人は来年のカレンダーを買っていましたが、私は館内に展示されていた童話の挿絵がかわいい、クリアファイルを買いました。2つ折りになっていてバッグに入れて置くのにちょうど良い大きさです。早速足立美術館のチケットや案内を挟みました。
今回はバスツアーなので時間に追われた見学となりました。他に喫茶室もあり、別会場もあったので、次回はゆっくりと楽しみたいと思います。