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素敵な女性マネージャーでした。

 

デパートでアルバイト

今週のお題「こんなバイトをしてました」

 

 大学2年の夏休み、伯父の紹介でデパート最上階レストランのウェイトレスのアルバイトをすることになりました。伯父は高校教諭で就職担当だったこともあり、その一環として姪のアルバイト先を探してきてくれたのですが、私の「ウェイトレスだけはやりたくない。」という希望を聞きもらしたのか、無視したのか?、なぜかウェイトレスとして働くことになってしまったのです。

 

 そこはいわゆる大食堂。最上階なので大きな窓もあり、明るく広々とした場所でした。壁際にウェイトレスがずらーっと並んでいて、すぐに対応できるようになっています。メニューも和洋中デザート、何でもあるレストランでした。

 初日にフロア長にご挨拶。伯父の手前、ここは礼儀正しく・・・。「伯父さんから聞いていますよ。」と言われ、ちょっと緊張。

 ロッカールームで制服のワンピースに着替えましたが、当時の私にはやや小さいサイズ。ベージュ色で太って見えるし、気分はへこむばかりです。

 

 指導係のマネージャーさんだけは薄緑色の制服。スレンダーな女性で静かにお話される方でした。布ナフキンの畳み方、おしぼりの巻き方、シルバーの扱い方、お皿の出し方、下げ方、グラスの置き方などなど、その後家庭科教員になった私にはとても有意義な内容ばかり。今思えばありがたかったです。

 優雅なレストランとは対照的な厨房。職人気質の調理のオジサンたちはなかなか厳しくて、特に和食担当のオジサンは怖かったなあ。漬物を小皿に前もって盛り付けておくのですが、当時の私は経済観念がゼロだったので、自分が食べたいような量を盛り付けて叱られ、麺類をすぐに運ばないと怒られ・・・。ビクビクしながら働いていました。

 

 素敵なバイト生との出会いも夢見ていましたが、男子学生はたったの2人。しかも新人の私が男子学生と話すとベテラン女子バイト生が怖い顔をするので、近寄らないようにしていました。

 

 大食堂では新人の頃は厨房から一番近い4人掛けの小さなテーブルを任され、食器を下げることが中心。それでも何日か働くうちに私でもオーダーをとり、それを専門用語で厨房に伝えられるまでになりました。担当のテーブルも厨房から遠い、窓際の8人テーブル。気が付けば他のテーブルのヘルプに入れるまでに成長し、その頃には厨房のオジサンにも「慣れたね。」と褒められて、やりがいも感じるようになってきました。

 

 そんな頃、高齢女性のお客様から「今日は〇〇さん、いないのかしら?」と聞かれました。(当時は全員胸に名札をつけていました。)〇〇さんとは女性マネージャーのことです。その日、マネージャーさんはお休みだったので不在の旨を伝えると、

 

 「あの方が立っているだけで、安心していただけるのよね。今日は残念ね。」

 

 マネージャーさんは決して威張ったりしないし、ほかのオバちゃんウェイトレス(社員)さんたちを上手に束ねているし、バイト生にもキチンと接してくださるし、素敵な女性だなあと私も思っていたので、強く共感!こんな風にお客様に言ってもらえたらウェイトレス冥利に尽きるよなあ、と感動しました。翌日すぐにマネージャーさんに伝えましたが、照れながらも、ものすごく喜ばれて、これまでにない笑顔をしていたことが今でも忘れられません。

 

 8月末でアルバイトを終え、伯父からの紹介ということもあり、面倒だなとは思いつつ、後日フロア長に礼状を書いて郵送。フロア長さんからも達筆なお返事をいただくことができて。それも嬉しかったです。

 

 40年以上前の思い出です。

 




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