
放課後の学習見守りボランティアに行った際、小学校1年生のY君が早口で何かしゃべりながら私に近づいてきました。彼の言葉から聞こえる単語は「雪玉」「鉄」「ソード」「体力」「ダメージ」・・・。どうやら好きなゲームについて私に説明してくれているようです。
「ねえ、それは何のゲームなの?」と尋ねたら「マイクラ。」
「もしかして、マインクラフトのこと?」と聞き返すと、彼は笑顔でうなずき、引き続き私に自分の考える攻略法を延々と話します。本来であれば宿題に取り組む時間。Y君はひとしきりしゃべった後、みんなよりも遅れて、やっと宿題のプリントに取りかかりました。
彼のプリントが終わる頃、ちょうど遊びの時間となり、彼はちょっと広くなっている場所へ私を連れて行き、私にラスボスになれ、と言います。
ラスボスって何をすればいいの?
彼は盾と剣を手に(盾は菓子箱、剣はトイレットペーパーの芯)、私に銃で撃って来い、と言うのです。ただ彼によればお互いの「体力」の数値は僅差。それじゃラスボスはあっという間に倒されるのでは?
私が「ドドドド」と言って撃った真似をすると、Y君大喜び。彼は遠くから撃ち返しながらも、今度は私に盾を持って防御しろと言ってきます。
工作材料の中から、穴が開いた段ボールや壊れた菓子箱をY君に向けて「やられた~。」と弱そうなふりをしたら、私にもっとちゃんとバリアをしろと言います。
バリアね・・・。
すると我々のやりとりを冷静に見ていた2年生男子が「これを広げればいいじゃん。」と大きな紙を手渡してくれました。なるほど、バリアってそれでいいのね。
言われたとおりに大きな紙を目の前に広げて、Y君の攻撃を何度か交わしていたら、小2女子が近づいてきて「何やってるの?」
「今ね、攻撃を交わしているの。」と言うと、やや冷たい視線。そうこうしているうちにY君の保護者がお迎えに。彼は私を置き去りにして(笑)、小走りで帰って行きました。
それにしても、あんなに早口でマイクラの説明をしたY君。本当にゲームが好きなんでしょうね。
まっすぐに私を見て、時々鼻をすすりながら、生き生きとおしゃべりする表情、とってもかわいかったなあ。話の内容はよくわからなかったけど、「へえ~、そうなの!すごいね~。」とつい相づちを打ってしまいました。
今度はもっと真面目に攻撃も防御もしようと思います、ハイ。