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美術の先生からのお餞別。

ペーパークラフト

次男がゲーセンで取ってくれたミニラボット3体が加わって、にぎやかになりました。

 もうそろそろ「ひな祭り」。

 私の60年ものの木目込み雛人形はとっくに玄関に飾ってありますが、こちらのペーパークラフトの雛飾りも毎年一緒に出して飾っています。

 

 30数年前、私は都立高教諭として採用され勤務しておりましたが、結婚が決まり、別の勤務地で働くこととなり、その学校はたったの1年で退職しました。このペーパークラフトは退職の際に、同僚の美術の先生から贈られたものです。

 

 美術の先生(お名前を失念してしまいました・・・)は大先輩の年齢でおだやかな方。私が短期間の勤務でしたので、会話も挨拶程度で、それほどの交流もない間柄でした。

 それが勤務最終日も間近いある日、「よかったら。」と、このペーパークラフトを突然渡されたのです。しかもまだ完成して間もないとのことで、接着剤で紙が湿っているのもわかりました。

 緊張してそーっと開けると、何と七段飾りのお雛様。雛道具まで精巧に切り出されているではありませんか。本当に感激しました。

 

 「実は一か所失敗しちゃっててさ~。」

 

 そう言われても一体どこが失敗箇所なのか、私には全くわかりません。

 ミスが無いという見本の作品も見せていただきましたが、比べても全く遜色なし。

 しかもこれだけの作品を複数作るなんて。そのエネルギーや集中力にも圧倒されました。私の退職に間に合わせてくださった心遣いにも感謝です。

 

 カットした奥に赤い紙が透けて見えるのもまたおしゃれで、

 実技教科の教員たるもの、こうであらねば!と、新米家庭科教師の私はしみじみ感じ入ったものです。

 

 当時の先生の年齢をとっくに超え、すでに定年退職をした私ですが、私の教師としての技術はこの先生には全くおよばなかったと反省しきりです。

 現役時代以上にあれこれ縫っては裁縫の腕を上げたいと願う昨今ですが、こういう過去の体験が多分に影響していると思っています。

 

 先生、お元気かな?

 

 

 

 




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