
上の2つが13年間使い続けたもの、下の2つが今回交換する新品の刃です。
どちらも衣縫人(いほうじん)という名前のロックミシンに付いているもので、刃は上刃と下刃とがあります。ロックミシンを13年前に購入してから、全く刃を交換せずにいたことに気づき、ネットで取り寄せて交換しました。
家庭科教師として普通科高校に勤務中は、「生徒に使わせると糸掛けでトラブルが続出。(昔の機種は糸の通し方が面倒)結局ロックミシンに振り回されて授業が終わる。」と、先輩先生からロックミシン使用不可の指示。私自身、ロックミシンを使うことがあまりありませんでした。
そんな私がロックミシンの扱いを本格的に学んだのは15年ほど前、今は無き近所のショッピングモール内の手芸店にあったニットソーイングスクールに通ったことがきっかけです。
洋裁で扱う素材は一般的には布帛(ふはく、つまり織物)が多く使われますが、私が通ったスクールはニット地専門。今でこそニット生地での洋裁は珍しくもないのですが、布帛での洋裁しか知らなかった私には伸縮性のある生地を縫う服づくりは衝撃で、驚きの連続でした。
巨大なカッターマットの上にニット生地と型紙を置き、待ち針は使わず洋裁用のおもりで押さえ、丸刃のカッターをころがして裁断。裁断が正確であれば縫い代の印付けは不要。縫い合わせも4本糸&2本針の衣縫人で縫い代をかがるのと同時に縫い上げていくのです。
月2回のペースで通い、次第にロックミシンに慣れてくると購入意欲がむくむくと湧いてきます。それでも、衣縫人は当時13万円くらい。(現在は20万円近いらしいです)なかなか購入する決心がつきませんでしたが、そのスクールを無事修了したご褒美として思い切って買いました。旧型とは違い、糸通しがエアスルーでとても楽なので、高いミシンでしたが大満足です。
ロックミシンというものは余分な縫い代を切りながら端を処理していくというのが王道の使い方ですが、スクールでは生徒が誤ってカットしてしまうといけないので、刃を収納した状態でロックミシンを使っていました。本来であればとっくに刃の交換時期が来ているはずですが、スクールでの学びを踏襲して刃をあまり使用せずにおりましたので気づけば13年も経っておりました。
説明書通りに刃を外し、新品のものと比較したら、どちらの刃もあきらかに摩耗しています。新品に交換し、早速「切り初め」。切れ味はさすがによくなりましたが、上刃を付ける位置が微妙に上寄りだったようで、収納ボタンをくるりと回しても刃が引っ込みません。指で押すと元の位置に下がるという変な状態になってしまいました。まあ、使えないことはないんですけどね。
手作業には優秀な道具が必須。衣縫人にはまだまだ当分お世話になる予定ですので、掃除をもマメにしながら、丁寧に使って行こうと思っています。